運動する時間はないけれど、痩せたい・・・。
日常生活の中で、何か効果的に痩せる方法はないか、多くの人は考えます。
カロリーを取らなくては倒れてしまいますが、最低限の栄養をとれば、上手く痩せられそうな気になりますよね。
果たして、エナジードリンクのレッドブルは、ダイエットに効果があるのでしょうか?
レッドブルの栄養とカロリー
レッドブルの100ml当りの栄養成分は以下のとおりです。
- エネルギー:46kcal
- 炭水化物:10.7g
- ナトリウム:80mg
- アルギニン:120mg
- ナイアシン:3mg
- パントテンサン:2mg
- ビタミンB6:2mg
- ビタミンB2:0.09mg
- ビタミンB12:2μg
アルギニンは体内にもある自然のアミノ酸で、ナイアシンとパントテン酸はビタミンB3とB5です。
なお、レッドブル100ml当りの砂糖・ブドウ糖は11gです。
一缶250mlなので、全部飲むと約28gとなります。
カロリーは100ml当り46kcalですので、一缶で115kcalです。
他の飲み物との比較
レッドブルと他の飲み物のカロリーを比較してみましょう。
全て100ml当りの表示となっています。
- レッドブル:46kcal
- コカ・コーラ:45kcal
- ファンタオレンジ:48kcal
- ウェルチオレンジ:48kcal
- カルピスウォーター:46kcal
- なっちゃんオレンジ:40kcal
- プレミアムボス(缶コーヒー):33kcal
- ポカリスエット:27kcal
- 午後の紅茶ストレート:16kcal
- 爽健美茶:0kcal
もう少し種類を見たい方は、その他の飲み物はこちらにあります。
レッドブルは、だいたい一般的なジュースと同じくらいのカロリーですね。
エナジードリンクというカテゴリーではありますが、日本では清涼飲料水として販売されています。
カロリーが突出しているわけでもありませんが、ジュースを飲んでいるのと同じくらいのカロリーを摂取していることは、認識しておいた方がよさそうです。
ダイエットは可能か?
WHOの指針によると、肥満や虫歯を予防するために、砂糖などの糖類は一日に摂取するカロリーの5%未満に抑えるべきとあります。
これは、平均的な成人で25g、ティースプーンで6杯程度です。
レッドブルに含まれる砂糖は一缶で約28gですから、これで一日の摂取目安を超えてしまっています。
この時点で、太ることはあっても、痩せることはないと言えるのではないでしょうか。
レッドブルはあくまで清涼飲料水、ジュースです。
カフェインが入っており、その覚醒作用で疲労時などには効果を発揮するかもしれませんが、体を痩せさせるというものではありません。
痩せるためにせっかく頑張って運動しても、ダイエット目的でレッドブルを飲んでいては、意味がなさそうですね。
レッドブルが好きだけど、ダイエット中で気になる・・・という場合には、こちらを試してみてはいかがでしょうか。
また、レッドブルの成分にはビタミンB群は入っていますが、他のビタミンやミネラルはないようです。
レッドブルを食事の代わりにするというようなダイエットは、栄養のバランスが非常に悪いため、やめるようにしましょう。