いきなりですが、皆さんは「スラックス」と聞いてどんなものを連想なさいますか?
筆者の頭にぱっと浮かんだのは、スーツ姿の男性が履いている長ズボンです。
てっきり紳士服だと思っていたのですが、ちょっと違っているみたいです。
そこで、今回は、スラックスについていろいろ調べてみたことをご紹介します。
スラックスという言葉の意味は?
スラックスは英語で ”slacks”と書きますが、この言葉には、「ゆるい」という意味があります。
体のかたちにぴったりフィットしたズボンではなく、少しゆとりがあるデザインの、フルレングスのパンツを指すようです。
そして男性ものに限らず、女性もののパンツでも、同様のゆとりあるデザインであればスラックスと呼ぶようです。
スラックスとチノパンやスーツとの違いって?
*女性用のスラックス
ところで、ゆったりしたデザインのパンツといえば、他にもチノパンツなどがありますよね。
チノパンとスラックスって、それではどういう違いがあるのでしょうか?
一見すると、この2つに大きなデザインの違いはなさそうです。
チノパンはコットン製のことが多く、カジュアルなイメージがあるということ。
そして、基本的に上着とセットではなく、単品でのコーディネートすることを考えて作られています。
それに対してスラックスは、ややフォーマルな印象があり、基本的にはスーツや制服のジャケットなどの対として着るものとして、デザインされています。
やはり、ビジネスシーンで身に付けるもの、というのが一般的なようです。
また、素材はコットンやウールなど、とくに決まりはないものの、薄手の生地のことが多いようですね。
スラックスは履き過ぎに注意!
そろそろクールビズが始まるころですね。
新社会人の方は、いったいなにを着ていけばいいのか、悩まれる方も多いのではと思います。
職場によっては、チノパンでもOKなところもあるでしょうが、その格好で接客したり、あるいはお客様のところへ訪ねて行く場合は、先方からマナー違反と思われてしまう場合もあります。
ですので、クールビズのパンツに悩んだときには、迷わずスラックスを選びましょう!
さてここで、お手持ちのスーツのセットアップパンツをそのまま使い回す方も多いと思いますが、一つだけご注意を。
夏の間、パンツだけ酷使してしまうと、いざジャケットとセットで着るときに、パンツの生地がへたってアンバランスになってしまいかねません。
また、スーツのパンツというのは、上下でバランスが取れるようデザインされていますので、単品で着用したときに、なんだかしっくりこないんだけど…なんてこともあります。
できれば、単品で売られているスラックスをいくつか持つことをオススメします。
いかがでしたでしょうか?
これから本格的にクールビズのシーズンがやってきますね。
ここ何年かで、単品ではいてもスタイルが決まる、クールビズ用のスラックスが、たくさん出回るようになりました。
家庭で簡単に選択できるもの、涼感素材でつくられたものなど…。
皆さんも、蒸し暑い日本の夏のビジネスシーンを乗り切るべく、素敵なスラックスを探してみてはいかがでしょうか?
スラックスの記事はこちらでも書いています。
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