全国のセブンイレブンにコーヒーメーカーが初めて設置され、皆が「これ、どうやって使うんだろう?」と思ったのは2013年の事でした。
以来コンビニ大手他社も参戦し、一気に「コンビニコーヒー」は広まったのです。豆の産地、種類にこだわったコーヒーを手軽に安価で購入できる事が「コンビニコーヒー」最大の魅力です。
中でも消費者に人気のセブンイレブンの「セブンカフェ」について色々と調べてみました。
とってもおいしい「セブンカフェ」の豆は購入できる?
私は入社以来よく先輩から「お~い、○○でコーヒー買ってきて」と言われていました。
「○○」に入るのは、先輩が味にこだわる時は「スタバ」などのカフェ店。
月末になると「会社の下の自動販売機」だったのですが、会社の近くのセブンイレブンにセブンカフェのコーヒーメーカーが設置されて以来、缶コーヒーと同じ値段で、本格ドリップコーヒーが楽しめる。とあって「○○」に入る言葉はいつも「セブンイレブン」になっています。
私もコーヒーの味にはそれほどこだわる方ではなかったのですが、先輩が私の分も奢ってくれる「セブンカフェ」を飲んでいるうちにすっかりはまってしまったのです。
…でも、いくら会社スグ近くのセブンイレブンとはいえ、毎日毎日。しかも1日に何回も「お使い」に行くのもちょっと面倒になってきました。このコーヒー豆、何とか購入できないかな?そしたら会社の給湯室で作れるのに…と思って調べてみたのですが、残念ながらセブンカフェの豆そのものは、販売されていない様です。
ならば、同じ味を再現することは出来ないものか?と思って失礼と知りながら、「バリスタ」の資格を持っている人がいるコーヒー豆専門店に行って「あの…セブンイレブンで売っているような感じの味になるブレンドってできますか?」と聞いてみました。
その方はやさしく「ええ、もちろん」と言ってくれたのですが、やはり値段はそこそこお高い…。これならやはり毎日買いに行ったほうが断然お得。
しばらく私が「お使い」に行く日々は続きそうです。と、言っても会社からわずか数十メートルの距離なんですけどね(笑)。
とってもおいしい「セブンカフェ」の豆の産地はどこ?
セブンカフェの豆を購入できるのか調べているうちに、その産地や種類についても調べてみました。セブンカフェで使用されているコーヒー豆は【4種類のアラピカ豆】が【絶妙のバランス】で使用されているのだそうです。ちなみにアラピカ豆の特徴としては…
○原産国はアフリカのエチオピア。
○乾燥とか霜に弱く、非常に栽培が難しい種である。
○酸味が強く、香りはフローラルで花の様な甘い香りがする。
○一口に「アラピカ豆」といっても様々な「亜種」があり、味や香りが微妙に違う。
と、いう事らしいです。
また【絶妙にブレンドしたアラピカ豆】を使用しているというのは、「スタバ」と同じ。
しかも、セブンイレブンでは豆の鮮度を落とさない様にお店に到着するまで10℃以下の状態を保って配送する【鮮度管理】を徹底しているのだといいます。
わずか数十メートルの距離に「お使い」に行くのを面倒だな…と思ってゴメンなさい。
という気持ちになっちゃいました。
とってもおいしい「セブンカフェ」が誕生するまで
さて、そんな「セブンカフェ」一体どれくらい売れているのか?という事ですが…。
2014年12月、セブンイレブンジャパンは、2014年度の「セブンカフェ」の累計販売数がなんと【5億杯】を突破したという事です。(そのうちの500杯位は私が購入しているかと)
冒頭に「セブンカフェ」の普及が他社コンビニにも影響を与え…と書いているので、コンビニコーヒーの発祥は「セブンカフェ」だと思っている人が多いかもしれませんが、実は違う様です。
実はセブンイレブンは「セブンカフェ」を導入する前にも売り上げが伸びなかったり、コーヒーメーカーのメンテナンスに非常に時間がかかるという現場からの声も寄せられて撤退した過去があるのだそうです。
そういった事を教訓とし、導入後スグに全国のセブンイレブン16000店舗に設置できるようなコーヒーメーカーを目指して開発、改良したのがこの結果を生んだのだそうです。
セブンカフェの成功に伴い既存の大手コーヒーチェーン店、ファーストフード店、コンビニ他社が「一杯のコーヒー」を巡って熱く戦っています。それによって味もどんどんおいしく、しかも値段も安くなっているので、消費者としては嬉しい限りです…と言っている間にまた「お使い」頼まれちゃいました。