通気性がよく、見た目にも涼しげな甚平は、日本の夏にぴったりのリラックスウェア。
浴衣のように着付けの必要もなく、ひもで調節するだけで着られるのでお祭りなどのイベントだけでなく、普段使いできるのもうれしいですね。
着方をマスターして、今年は甚平デビューしてみてはいかがでしょう?
目次
甚平の選び方で気をつけることは?どんな素材が多いの?
肌ざわりのいい綿100%素材が多く、しじら織りといわれる表面が凸凹した織物も多く出回っています。
お洗濯やお手入れも簡単とあって、やはり人気なのは綿素材です。
一方、粋な感じを演出したいならおすすめは麻素材です。適度なハリ感が、より上品で涼しげに感じさせます。
中には、両方のいいところどりができる綿麻素材もあります。
おもにルームウェアとして選ぶなら綿、ちょっとよそいきに着るなら麻などと、素材を使い分けてもいいですね。
生地の厚みもいろいろありますので、盛夏に着る場合は薄い生地を選ぶとよいでしょう。
甚平の着方は?男性と女性で着方は違う?
着方は、男女ともに同じです。
まず羽織って左の内側にあるひもと右の袷のひもと結び、次に左の袷のひもと右の外側のひもを結べば終わりです。
ただし、甚平はひもで2ヶ所を結んだだけなので多少胸もとがはだけることもあります。
着になる方は、スナップボタンをつけたり安全ピンで留めるなどしましょう。
甚平のお手入れはどうしたらいい?最初に着るときはどうする?
買ったときは糊がついているのでパリッとしていますが、洗濯しているうちに柔らかくなってきます。
もちろん最初にそのまま着てもいいですし、糊が気になるようであれば、一度水につけて軽く手で揉み、乾かしてから着るとよいでしょう。
本来は部屋着なので、洗濯して柔らかくなった肌なじみのよい生地感もよいものです。
普通の洋服と同様、洗濯するだけでお手入れは完了です。
もしパリッとした風合いを出したい時は、洗濯のときに糊付けしてアイロンをかけ、形を整えて干してください。
甚平の下にインナーや肌着は着るべき?
特に男性は下着なしで着る方も多いようですが、汗とりの意味でもシャツやランニングを着るのがおすすめです。
襟元からインナーがのぞくのがイヤという方は深めのVネックや肌襦袢などを選ぶといいですね。
特に、白な生成りは透けやすいので、インナーは着ておいたほうがいいでしょう。
こんなTシャツ仕様の肌襦袢なら初心者の男性も着やすいですね。
普段着ているキャミソールやチューブトップなどでOKです。
甚平のアレンジはどうすればいい?女性ならこれがおすすめ!
女性向けは、男性向けに比べてデザインのバリエーションが豊富です。
レースをあしらったデザインや、パンツ部分がスカートになったもの、ボリュームのある兵児帯がついたものなど、デザインのアレンジも様々なので、着るだけでコーディネートが完成します。
着付けいらずの甚平で、浴衣感覚の華やかなデザインを選ぶのもおすすめです。
そのぶん、ヘアアレンジやメイクに凝ってみてはいかがでしょう?
甚平のアレンジはどうすればいい?男性ならこれがおすすめ!
黒やグレー、白、生成りなど、ベーシックなカラーが主流です。
中でも紺は汚れも目立たず、着る人を選ばないということで人気のカラーになっています。
おしゃれにアレンジしたいなら、ぜひ雪駄やハットなどの小物をプラスしてみてください。
サングラスやアクセサリーをしてみても、違った着こなしができておすすめです。
>>甚平の履物!靴、サンダル、クロックス、下駄、雪駄などどれがいい?
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