夏のアウトドアは山に川にキャンプにバーベキュー、楽しいイベントが目白押しですね。
気をつけたいのが虫刺され、特に蚊はささたあと痒みが広がって楽しむどころかイライラが募ってきてしまいます。
アウトドアになれた方であれば必須携帯する蚊取り線香、さて効果はどれほどなのでしょうか。
その効果について様々調べて見ました。
どうして蚊取り線香で蚊が寄ってこなくなるの?
よくよく考えてみれば煙立つだけで蚊を寄せ付けなくなるというのは不思議ですよね。
蚊は煙が苦手で近づくのではなく、蚊取り線香を燃やすことによってその周辺への侵入を嫌うようになります。
もともとは除虫菊と言う植物をいぶしたのが始まりであり、この除虫菊は胚珠の部分にピレスロイドという成分を含んでいました。
この成分が今の蚊取り線香の主成分であり、殺虫作用のある理由です。
>>蚊取り線香の成分は?臭いし頭痛や吐き気を起こして有害なの?
煙自体に虫を寄せ付けない効果があるのではなく蚊取り線香を燃やすことによって、微粒子のレベルでこのピレスロイドが空気中に散布させます。
空気中にピレスロイドがあることによって虫に有害な状態をつくりだすのです。
各メーカーによって蚊取り線香の効きに違いが出てくるならこのピレスロイドの配合量によってくるものと思われます。
燃焼時間や持続性などの関係性も考慮に入れておくべきではあるので、一概にとは言いがたいですが多ければ多いほど殺虫効果は見込めるのではないでしょうか。
効果のほどは煙を発生する通常タイプだと屋外では煙と共にピレスロイドが四散してゆくので効果は低くなってゆくでしょう。
逆に室内であればそれなりの効果を維持することが出来ますが、お察しのとおり煙がこもってしまう問題点もあります。
すると使用を検討したくなるのが各種電気式蚊取り線香です。
電気式蚊取り線香はリキッドタイプのもので、リキッドの先にある棒を高温に加熱して殺虫成分を拡散させます。
100度近くの高温になるので、取り扱いには小さなお子様に手が触れないようになど注意点もありますが殆どのものに専用のカバーが設置されており安全は保障されています。
加熱はしていますが煙は出ないので、煙がちょっと苦手と言う方にもオススメできます。
アウトドアでも車の充電などを駆使していただければ使用も難しくないでしょう。
何よりも人口的な成分を人口的に拡散しているので煙で試算してしまう通常タイプより効果範囲は広くなってきます。
ゴキブリやハエ、蜂にも効果がある?!
殺虫の主成分はピレスロイド、無論全ての虫に有害に作用します。
小さな蚊やハエ、元よりいぶした煙などが苦手な蜂なら一定の効果が期待できるでしょう。
ですが、毒自体は軽度のものです。
大きな虫、ゴキブリや蛾などを駆除するには部屋を締め切りにして煙で充満させたり、相応の対応が必要となってきます。
人体にとってもほとんどと言っていいほど影響の少ない除虫殺虫成分ではありますが、さすがに部屋いっぱいに充満させれば気分を悪くします。
敏感な人や、免疫の低い赤ちゃんなどのいる家庭であれば害虫対策として推奨することは出来ません。
原則として屋外では効果が拡散されてしまうので考慮のうちに使用するのが宜しいでしょう。
夏の風物詩として私たちの生活に古くから存在してきた蚊取り線香。
その効果は十分に除虫殺虫対策であるという結果を知ることが出来ました。
今年の夏も各所から蚊取り線香の匂いで夏を感じられることが出来るでしょう。