夏が近づくにつれそろそろお掃除とお手入れをしておかなくてはいけないクーラー。
近年の夏は35度越えの猛暑日は当然になっており、快適に過ごすには1日中クーラーをつけっぱなし!なんて日もありますよね。
電気代がかさむなぁ、健康に悪いかなぁ、思ってはいるけれども実際はどうなのでしょうか。
調べてみました!
クーラーが体に及ぼす影響
常識として知られていることではありますが、多くの空調電化製品は人が過ごしやすい環境を維持するために開発が行われています。
毎年バージョンアップ、モデルチェンジを繰り返すのは企業の利益のためだけではなく、消費者にとって更に良い環境を整えるためです。
カビ胞子の除去やマイナスイオンの発生、近年ではその恐ろしさが認識されているPM2.5など、私たちの生活環境は年々様変わりしていますからクーラー、エアコンが発展し続けるのはおかしなことではありません。
クーラーもエアコンもそれ単体では人に害を及ぼすような家電ではありません。
車のように事故の心配もありませんし、使用中爆発するなんてことも聞いたことがありません。
人体に影響を及ぼすようなことが在るとすれば、それはそれぞれの使い方が要因となってきます。
例えば1日中涼しい部屋、涼しすぎる冷たい部屋で過ごすと体は体温調整が出来なくなり熱をこもらせてしまいます。
人間は恒温動物なので常に体があったかい生き物です。
ですが、ずっと熱をもたせたままでは生活機能に支障を及ぼします。
携帯電話やスマートフォンをずっと使用していると熱がこもって扱えなくなってしまった経験はありませんか?
人体にも同じ状態が発生するのです。
体は外気温に作用され汗をかくことにより体温の調整を図ります。
クーラーが一日中聞いている部屋では例え微量の汗をかいたとしてもすぐに冷やされ乾かされてしまい、体は同じ温度を保ち続けるのです。
異常状態がつづき、症状が悪化すれば自律神経失調症という病気の発症にもつながりますので、クーラーは適温で2~3時間おきには外気を取り入れるなど換気を行いましょう。
24時間つけているのはいけないってこと?
機械は人が扱うものですから、良し悪しを決定するのは人の扱い方によってきます。
24時間使い続けることが悪いのではなく、24時間どのように使い続けるかが大切です。
例えば、夏の猛暑日、外気温は38度としましょう。
A:28度のドライ機能で24時間室内温度を維持する
B:20度の冷房機能で24時間室内温度を維持する
さて、どちらが人にとって良い使い方といえるでしょうか。
クイズにするまでもなくAを選ぶ人が多いでしょう。
ようは使い方の問題であるということは無意識に理解しているものです。
節電、省エネ、エコで生活するには
節電、省エネルギー、エコロジーに生活するのは現代人の基本モラルのようなものですが地球への温暖化影響よりもお財布に与える現実的な影響の方が人間と指摘になってしまうのは当然です。
家電製品とはスイッチをつけた瞬間が一番電力を消費します。
この時はたとえ20度だろうが28度だろうが消費電力=電気代に差はありません。
スイッチをつけた初期値から温度を1度下げるたびに10%の消費電力が加算されます。
すなわち、初期値から温度を1度上げるたびに10%の消費電力が軽減されるということになります。
6畳用のエアコンを1日つけっぱなしにすると大体300円程度の消費電力になるそうです。
勿論各種メーカーによって消費電力は異なってまいりますが、1日300円程度を目安として30日間、クーラーをつけたままにすると9千円程度。
電気使用はクーラーだけではありませんから1ヶ月の電気代は余裕で1万円を超えることとなります。
これはかなりの痛手でしょう。
そこから節電、節約を実行するのはあなた次第となってきます。
快適快適と感じていても体は、ききすぎた冷房に悲鳴を上げているかもしれません。
今年はクーラーの設定温度を見直して、環境にもご自身にも優しい使い方をして見ませんか?
きっとお財布にも優しく、出来た予算は夏のレジャーの資金源などに回せば楽しい楽しい夏が過ごせることでしょう!