運転中に道を譲るとハザードランプを点滅させる人がいます。
これはどういう意味があるのでしょうか?
またハザードランプの正しい使い方とはどのようなものなのでしょうか?
正しい使い方を知って、美味く活用しましょう。
ハザードランプの意味とは
車の免許を取得する際に教習所では基本的なことを学びますが、道を譲ってくれた時などお礼の気持ちを伝える方法を教えてくれるということはないでしょう。
こういう時にどういう表現をしたらいいのか分からない、ということもあると思います。
ハザードランプでお礼の気持ちを伝えるということもあるのですが、ではハザードランプって何のために、またいつ使うのでしょうか?
- 停車時
駐車場などではなく、路肩に停車をする際に使用をします。
停車しますよ、という合図を周囲の車に知らせるためにハザードランプを点滅します。
本来の使用方法です。
- 高速道路
これはあまり使用をしていないでしょうし、理由を知らない人も多いでしょう。
前方が渋滞をしていることを後続車にお知らせをする意味があります。
追突注意、車間距離注意という注意喚起のために使用をします。
- 駐車場内
駐車場に駐車をしたい時、満車の場合があります。
そんな時にはハザードランプを点滅させて、「待機しています」と周辺に知らせます。
接近注意という意味もあります。
- 感謝
道を譲ってもらった時に1,2回点滅させて「ありがとう」の気持ちを伝えます。
元々はタクシーが高速道路などで長距離トラックが進路を譲ってもらった時に使っていました。
これが一般にも広がったとされています。
https://youtu.be/YPtFBKyGvCQ
ハザードランプの寿命
たまに駐車場内でハザードランプを消し忘れている車を見かけることがあります。
ショッピングモールで見かけた場合、インフォメーションセンターでそのことを告げて、所有者に知らせてもらうという人もいます。
バッテリーがあがってしまうということがあるからです。
バッテリーは使い方が悪いと2,3年の寿命だと言われています。
ハザードランプは前後合わせて4か所についているので、この4か所全てが点滅をしていると、かなりの電力が消費されます。
よって、バッテリーにも大きな負荷がかかってしまいます。
新品のバッテリーであっても、ハザードランプを2時間つけっぱなしにしておくと、バッテリーは上がってしまうので、注意が必要です。
つけっぱなしでバッテリーが上がってもいいという場合、2時間はつけっぱなしでいられるということになります。
ハザードランプにはお礼の気持ちを伝えるというローカルルールがあるのです。
道を譲ってもらった時に点滅をさせることで後続車も気分を害することはないでしょう。