言うべき大事なことに対してノーコメント。
みんな大きな問題で困っている時も特に解決のための案を出すなどのことはなく、だんまり。
途中まで何か言いかけてやめることも。
そんな「口をつぐむ」傾向にある人は、世の中にたくさんいますよね。
人は喋って自分の考えを相手に伝えられます。
それなのに口をつぐんでしまっては、もったいないものです。
とはいえ、そうなるまでに何か原因があったことは大いに考えられます。
この記事では、口をつぐむ人はなぜそんな行動ばかり取るのか、その心理に迫ります。
さらに口をつぐむ人に対してどう対処していくべきかも解説しますので、ご覧ください。
目次
なぜ人は、口をつぐんでしまう?
まずは、なぜ口をつぐんでしまうのかを解説します。
黙ってしまうことには原因があるものです。
普段から色々なことを喋れる人からすると心理がよくわからないかもしれませんが、ここで紹介しているどれかがおそらく当てはまりますよ。
恥ずかしくて自分の意見を言えない、人見知りをする
たくさんの人の前で、あるいは少人数であっても、恥ずかしくなってしまい自分の意見をしっかりと言うことができないために口をつぐんでしまうのではないでしょうか。
学生時代などを思い返してみると、けっこうこんな人が多くありませんでしたか?
大人になってもこうだとちょっと困ってしまいますが、そうであると言われてしまえばそうなので、まあ仕方ないということになりますね。
しかし重要事項の連絡などにまで口をつぐまれてしまうと困りますので、そのレベルなら早めに改善しなければいけませんね。
発言というものの重さを理解しているため、怖くて前に踏み出せなくなっている
人に意見を伝えることは、とても大事なことです。
しかし発言というものはとても責任の重いものですよね。
うっかり口を滑らせてしまったために、人生を破滅させてしまうことだって世の中にはたくさんあります。
特に現代ではネットが発展しているので、失言は一瞬で世界中にまで広がりますよね。
過去に色々なトラブルがあって、発言がもたらす影響に怖くなってしまい、なかなか喋れなくなっていることもあるでしょう。
面倒だから黙ってやり過ごしたい
喋ってそれに対する質問などに答えていくのは面倒であるために、余計なことを喋らず黙ってやり過ごそうという考えかもしれません。
これもまた、経験に基づくものですね。
しかしこのような態度を取られては、会議などは円滑に進みません。
本当に何も意見が浮かばないから黙っている
会議などでしゃべらない人のその理由としてありえるのは、物事を考えるのがあまり得意でなく、本当に意見が浮かんでこないために黙っているというものです。
まずは考え方をなんとかしなければいけませんね。
口をつぐむ人に対して、どうするべき?
ここからは、口をつぐむ人に対してどう対応していくべきかを解説します。
黙っていては何も始まりませんので、しっかり喋ってもらうように、こちらからも頑張りましょう。
積極的に自分から話題を振っていき、最後まで意見を述べさせる
しゃべらない人に対しての対抗策は、「喋らせる」ことでしょう。
積極的に自分から相手に喋らせるために話題を振っていきくことが重要になりますね。
黙ってやり過ごそうとしている人も言われたら喋らざるを得ませんし、何も浮かばなかった人も当てられたら流石に焦って何か喋ろうとし、もしかしたらそこからいい意見が生まれるかもしれません。
誰かが言いかけて止めた話も詳しく聞けば、実はとても重要な話かもしれません。
口をつぐむ相手にはどんどん喋ってもらえるように、問いかけを行っていきましょう。
他者の意見が必要なときは順番で全員に意見を出してもらう
会議などでなかなか意見が出ないときは、いっその事順番に意見を述べてもらいましょう。
逃げ場がなくなりますので、絶対に意見が出ます。
その中からいいものを拾っていけば、会議は進んでいきますよね。
こういうことに慣れていくと、いつも口をつぐんでいた人も喋りやすくなっていくことが期待できます。
無理に喋らせるのが難しそうだったら、個別に対応しよう
何らかの失敗が原因であまり自分で意見を述べられない人に対しては、まず意識を変えてもらわないといけませんよね。
大勢の前でだと意見を言えない人に対しては、あとから個人的に聞いてみるなどの方法を取ってみてもいいのではないでしょうか。
周りに心を開かせることも重要
心を開かせることはとても重要です。
安心してお互いに意見を述べられる環境が整っていれば、喋るのが苦手な人でも喋りやすくなりますよね。
口をつぐむ人がいるということは、まだお互いに信頼しきれていないことにもつながります。
まずは誰もが心を開いて、意見を言いやすい環境になるように頑張っていくことが大事ですよ。