ウルトラマンといえば明るく楽しいイメージを持つ方も多いでしょう。
しかしウルトラシリーズはただ楽しいだけではありません。
時には視聴者に恐怖と絶望も与えてくれます。
昔たまたま見た回がトラウマになっている方も多いでしょう。
今回はウルトラシリーズの中から、いくつかトラウマ回を紹介します。
ホラーものや鬱話が好きな方はご覧ください
目次
ウルトラQ「2020年の挑戦」
誘拐怪人ケムール人を紹介でもしますか!
ウルトラQ第19話2020年の挑戦で初登場した。
身長1.9~30メートル
体重40kg~1万5千トン
出身地ケムール星
2020年という未来の時間を持つケムール星から地球に来訪した異星人。 pic.twitter.com/Z6GvSlEsZy— まさぴー@のぞみ🚄 (@AfgO54kjECuhnut) 2016年11月24日
まずはウルトラシリーズの一作目であるウルトラQより、ケムール人の登場回です。
人間の肉体に目をつけ、2020年の未来から現れて人間を攫うケムール人。
ケムール人は液体に人間を触れさせることで、人を誘拐します。
まずタイトルバックの色が反転した会議の映像からして不気味ですし、車に追われて疾走するケムール人はかなり不気味です。
今でこそちょっとギャグキャラ的ポジションに収まっているケムール人ですが、初登場回はウルトラQの中でも屈指のホラーエピソードでした。
特に恐ろしいのがケムール人が倒されてからのエピローグです。
この回に登場した刑事が、ケムール人の液体がまだ残っているのを見つけます。
もう大丈夫だろうとなんとなく触れてみると、彼の姿が消滅してそのまま物語は幕を閉じます。
ウルトラQは白黒で、ヒーローも登場せず、全体的に映像がちょっと怖いのですが、この回は特に恐ろしいです。
ぜひチェックしてみてください。
ウルトラセブン「明日を捜せ」
#ウルトラセブン のシャドー星人、夜その辺から顔出しそうで、今でも見たら腰抜かすわ。 #子供時代のトラウマ pic.twitter.com/VEC7CBIhkX
— アギラ@風雨来記3 (@capsule_agila) November 2, 2015
「マルサン倉庫爆発」という予言をめぐって展開されるエピソードで、この回に登場する宇宙人のシャドー星人は死人のような顔の人間型宇宙人で、ホラー映画のような演出で現れます。
タクシーに乗って難を逃れたと思ったら運転手がシャドー星人だった場面などは、子供ならトラウマものですね。
実際に、見ていて筆者もトラウマになりました。
シャドー星人の操る怪獣ガブラが首を削ぎ落とされても襲ってくる戦闘シーンも、なかなか不気味です。
ウルトラセブン「人間牧場」
このゆるキャラを見てウルトラセブンのブラコ星人を思い出した。 https://t.co/IAkfwx5lOp pic.twitter.com/VbRpWOFKLU
— ZAP@B級しゅーたー (@shooterzap) April 23, 2016
ブラコ星人が人間の体を牧場のようにして、自身の食料である物質を培養する作戦を展開。
襲われ人間牧場とされてしまったアンヌ隊員たちを救うべく宇宙でウルトラ警備隊が奮闘するエピソードです。
地球に現れたブラコ星人はあっさり死んでしまうのですが、その容姿がまず不気味です。
そしてブラコ星人に襲われた人間が緑色に発光する様子が、かなり気持ち悪いですね。
ウルトラマンエース「見よ!真夜中の大変身」
異次元人 マザロン人 pic.twitter.com/Th6mswjRax
— ベリアル銀河帝国軍 (@GINGASEIHA) December 15, 2016
マザロン人が少年の母親を操り超獣(この作品に登場する怪獣の名称)マザリュースを生み出そうとするエピソードです。
マザロン人によって操られた少年の母親の行動や変化した鬼婆のような姿がとても恐ろしいですね。
ストーリー内容も含め、今は地上波で放送できないように思えます。
ウルトラマンタロウ「あぶない!嘘つき毒きのこ」
ウルトラマンのトラウマと言えばブルトンとかエンマーゴが有名ですが、個人的にはタロウのキノコ怪獣マシュラの回でキノコを食べた隊員が全員がキノコ人間になるのを観て以来キノコが食べられなくなり、父親に「好き嫌いするな」とブン殴られた事ですね pic.twitter.com/3qFi4oBh4s
— 瀬戸@ギーなご&おーフリ (@setoshi66) May 10, 2014
キノコの怪獣が人間をキノコ人間として操るエピソードです。
怪獣が人間を操るタイプのエピソードはウルトラシリーズにもよくあり毎回怖いのですが、ウルトラマンタロウという比較的明るい作風のウルトラマンで展開されたため、怖さが際立っていました。
防衛チームであるZATの隊員までもがキノコ人間にされてしまうため、なかなかの絶望感です。
実際のところキノコ人間たちの描写はちょっとシュールで笑える面もあるのですが、なかなかのトラウマ回でしょう。
ウルトラマンレオ「男だ!燃えろ!」
#今日は何の日 レオ!君の番!!『ウルトラマンレオ』放送開始42周年!人が変わったダンから受ける特訓地獄!防衛チーム全滅!それらを全て乗り換えたおゝとりゲンは凄い!! pic.twitter.com/t619H3YJ3W
— 特撮名言bot (@tokusatu_bot) April 11, 2016
怖さのベクトルが今回紹介している他の回とちょっと違います。
主人公おゝとりゲンが彼の友人である白土隊員の婚約者を送迎している最中に襲撃され、婚約者をむざむざと殺されてしまった上にウルトラマンレオに変身しても敗れるという衝撃的な導入から始まります。
白土隊員はゲンやウルトラマンレオを非難し、復讐のために射撃の練習を徹底的に行った後に危険な作戦を提案するなど暴走していきます。
ゲンは白土隊員の案を危険だと隊長に言うものの、自身の無力さの方を隊長に痛烈に非難され、星人を倒すための危険な特訓を行います。
しかし特訓の最中に隊長が現れゲンの特訓のやり方や人格などを全否定、ジープで追い回すという特訓を行い、最終的にゲンがこの特訓を生かして星人を倒し隊長にも認められる(レオの正体を知らない白土隊員には悪態を突かれて去られる)という内容です。
全体的に「やり過ぎ」感が漂っていて、迫力はあるのですが現代人は見ていてドン引きすること請け合いの印象的なエピソードです。
おまけ:キャプテンウルトラ「金属人間メタリノームあらわる‼︎」
メタリノーム #暇なので好きな怪獣あげる pic.twitter.com/y8yVFPoczT
— kyon a.k.a E-ROGicSTARS (@EROGIC) November 8, 2016
同じウルトラシリーズということで、キャプテンウルトラからも1本トラウマ回を紹介します。
人間を金属に変えてしまうロボット怪獣メタリノームが現れるエピソードで、虫のような奇怪なデザインのメタリノームや金属化した人間が恐ろしいですね。
東映作品であるキャプテンウルトラの怪獣は、全体的に妖怪のようなデザインでおどろおどろしいのが魅力です。