巻き舌とは、舌を使って発音することです。
外国の言葉などでは、よく用いられる発音方法ですね。
しかし現代日本では、あまり巻き舌での発音方法が用いられることはありません。
この記事では、なんらかの理由で巻き舌ができなければいけないけれどどうしてもできない方のために、巻き舌ができない原因とやり方のコツを詳しく解説していきたいと思います。
目次
なぜ、巻き舌ができない?
なぜ巻き舌ができないのか、理由がわからない方も多いでしょう。
巻き舌ができない理由は、あまり想像もできませんよね。
まずは、巻き舌ができない理由から解説していきたいと思います。
できない理由と言われている説が本当なのかも、ここで解説します。
巻き舌ができないのは、遺伝のせいではない
巻き舌ができないのは、遺伝が原因という説を聞いたことがありませんか?
実はそれは間違いです。
今回解説している巻き舌は、ロシア語などの発音の巻き舌。
遺伝が原因でできない場合があるとされているのは、この巻き舌とはまた別のものなのです。
遺伝が原因でできない場合があると言われているのは、舌を「U」の字のように丸めるタイプの巻き舌です。
これはたしかに、できない場合もありますね。
ロシア語などで使われる巻き舌をマスターしたい場合、舌をU字にできなくても問題はありません。
人によってはとても苦労するものの、きっと練習をしていけばマスターすることができますよ。
やり方が良くない
巻き舌がとっさにできなかった場合は練習をすることになりますが、練習方法が間違っていると巻き舌を使いこなすことはできません。
正しい練習方法を身につければ、きっと巻き舌を習得することができますよ。
舌が鍛えられていないから対応できない
なかなか日常において舌を鍛えようと考えることはありませんよね。
しゃべりの職業にでも就かない限りは、特に巻き舌を使うことはないでしょう。
舌が鍛えられていないために、巻き舌という馴染みのない舌の動かし方にまだまだ対応できていないことが考えられます。
やはり練習をすることで、きっと巻き舌を使えるようになりますよ。
巻き舌を使う方法は?
さて、巻き舌を使えるようになるには、舌をどう動かせば良いのかを解説します。
巻き舌は、子音を舌を使って調音(音を整える)するものです。
そのため舌を上手く口の中で動かす必要があるのですが、実際のところこの動かし方は意識して動かすというよりも、その音を出すために身体が勝手に対応するような無意識的なものなので、意識しすぎると出せない場合があります。
歯茎ふるえ音と呼ばれているのが巻き舌の発音。
舌の端を歯茎の近くで震えさせるのがこの巻き舌の音の出し方です。
なにはともあれ発音ができてしまえば良いわけですので、ひたすら練習してコツをつかんでしまいましょう。
コツさえつかめれば、きっと巻き舌ができるようになれますよ。
巻き舌を使いこなすコツ
ここからは、巻き舌を使いこなすために必要なコツを解説していきたいと思います。
実際に練習を始めても、なかなか上手くいかない場合もあるかもしれません。
しかし諦めなければ、きっといつか巻き舌ができるようになりますので頑張りましょう。
舌をトレーニングする
舌のトレーニングを続けていれば、やがて巻き舌が使えるようになりますよ。
舌の筋肉を鍛えることが、巻き舌を上手く操れるようになるためには大事です。
舌筋を鍛えるトレーニングをしましょう。
下唇と下の歯茎の間に舌をさし込んで左右の端までゆっくりと動かしていく動作を繰り返し、ある程度終えたら上唇と上の歯茎で同じ動作を行ってみるというトレーニング方法が、舌の筋肉を鍛える方法として一般的です。
だいたい3往復くらいがおすすめと言われています。
ぜひ、これを試してみてはどうでしょうか。
発音の練習をする
例えば、「札幌ラーメン」や「とろろ芋」など、ラ行の発音が連続する言葉を繰り返し言うことによって舌を鍛えることができます。
ラ行は意外と喋りづらいものです。
この特訓の他に、「ルルルルルルルルル…」と「ル」をひたすら繰り返していく方法も、巻き舌の練習には欠かせません。
舌をふるえさせる動きの練習には、息をどんどん吐きながら「る!」と言い、これを巻き舌的に舌をふるえさせられるまで続けていくものがあります。
とにかく「ラ行」を意識していくことが、発声の練習においてはとても大事なことなのです。
これを駆使して、コツをつかんでみてはどうでしょうか。
以上のトレーニングで、巻き舌はきっとうまく操れるようになります。
おそらく巻き舌は、周りの人に聞いてもあまりどうすればいいのかわからないことが多いでしょう。
自己鍛錬こそが、巻き舌を習得するうえで最も大事かつ手っ取り早い方法です。
巻き舌ができれば、外国語の発音や歌などで役立ちますね。
頑張りましょう。