今日は日本人にはわかりづらい、イスラム教の女性の恋愛や服装について調べてみました。
一般的なイメージでは恋愛禁止とか、衣装はいつも黒で頭にスカーフを巻いている姿を思い浮かべますね。
その理由や文化の違いをまとめてみました^^
ヴェールに包まれたイスラム教の女性の恋愛事情とは?
日本人にとって、女性は恋愛が自由にできないなんて考えられないですよね。
そもそも、イスラム教では一人の男性が4人までの妻をもつことが許されているのです。
これは女性蔑視ではなく、むしろ戦争によって多くの未亡人を出さないために作られた法律なのです。
そのため4人も妻がいても、全員平等に愛することを条件としています。
イスラム教の男性はまず結婚したい女性を見つけ、お付き合いなどはなく、女性の両親にいきなりお嫁にください、とあいさつをしに訪問します。
そして女性の父親が認めた場合に結婚ができます。
つまりイスラム教の女性にとって、日本人が考える恋愛は一切できないのです!
公共の場では男女は別々になっていますし、道端でもイスラム教の女性はヴェールを被っているので容姿は全くわかりません。
家族や親族以外の男性と接する機会がないのです。
日本人の感覚からすれば、かわいそうですよね^^;
もちろんお付き合いができないのでキスや婚前交渉は厳禁です。
これでは青春の淡い思い出などはないのでしょう^^;
しかし彼らにとってはこれが当たり前のことなのです。
※イスラム教の教えについて、簡単に知っておきたい人はイスラム教の教えを簡単に解説!女性は露出禁止?死後はどうなる?を参照してみてください。
イスラム教の女性が黒い衣装を身に着けているのはナゼ!?
イスラム教の女性がいつも黒い衣装を身に着けているのは日本人からすれば不思議ですよね。
全身を真っ黒の衣装で覆い、顔と頭はスカーフで隠すスタイルはまさにイスラムの象徴、という感じがします。
これはイスラム教の経典に従って、女性はあのような服装を着ているのです。
イスラム教の教えでは、女性はとても美しいものであり、男性に欲望を生じさせないために肌を隠すようにと決められています。
教えに従って服装の規則を守っているのですね^^
ただ同じイスラム圏でも、地域によって服装は異なっています。
日本人が思い浮かべる全身真っ黒の衣装は、主にアラビア半島やイランなどで使われています。
しかし同じイスラム教信者が多いインドネシアやマレーシアでは黒ではなくカラフルな衣装やスカーフが流行しています。
また顔は覆わずに露出していてはっきりと容姿がわかります。
民族衣装をファッションとして捉えているのがわかりますね。
マレーシア以外でもUAEやクルドの人々は、コーランの衣装に関する解釈を独自に考えて決めているのだそうです。
コーランには必ず黒の衣装を身に着けるようにとの指示はないために、ある程度は自由に決めてよいのだそうです。
このことから、必ずイスラム教の女性は全身真っ黒の衣装を着ている、ということではないようです。
余談ですが、厳格な真っ黒の衣装であっても、中はTシャツやジーパンなど私達と同じ普通の服を着ているそうです。
なぜか親近感が湧いてきますね^^;
イスラム教の女性はしっかりと信仰を守って生活しているのですね。文化や宗教の違いはありますが、事情がわかれば異文化が身近に感じられると思います。