漢字には、簡単なものもあれば難しいものもありますよね。小学校で習う漢字ならば多くの人が書けますが、中学や高校の漢字には難しいものがありますし、学校で習わない難しい漢字もたくさんありますよね。
この記事では、難しい漢字を10個紹介したいと思います。見たこともないような漢字もあるかもしれません。ぜひ、チェックしてみてくださいね。
鬱
本当に見たこともないような漢字も紹介しますが、まずは見たことがあるけど書けないタイプの漢字です。
29画の「鬱」(うつ)は、全体の形はなんとなくわかっても、実際に加工とするとなかなか書けませんよね。
書けない人は、特に左下の辺りが全く書けないのではないでしょうか。書けなくて、こっちが憂鬱になってしまいそうです。
薔薇
薔薇(ばら)もまた、見たことはあるけれど書くことはできないタイプの漢字です。
それぞれ16画で、合計32画ですね。
実際に薔薇と書くときは、基本的に「バラ」と書きますよね。そのため、まず漢字で書くことはないでしょう。
ぼんのう
こちらはパソコンで変換することができない、まさに本当に難しい漢字です。
一番上に「苦」、左上に「耳」、その下に小さく「舌」、耳と舌の右横に「鼻」、その右横に縦一列に3文字、上から「惡」「目」「淨」、そして右横にやはり縦一列に3文字「意」「艮」「染」、右横に少し大きく「女」「子」、一番右には「身」。
さらに「惡」と「意」の間より少し上に「平」があります。
煩悩は108個ありますよね。この漢字も、108画です。
麒麟
麒麟(きりん)もまた、難しい漢字です。ワープロで打つことはあっても、まず手書きで書くことはないでしょう。一度も書いたことがない人も多いと思います。
麒が19画、麟が24画で、合計43画です。実に長いですね。
麒麟は、伝説上の生き物のことです。動物園にいるキリンは、これに似ているためにそう呼ばれているとされています。
麒麟は5メートルほどもある大きな生き物で、罠にかからなかったり、角が生えていたりします。
髑髏
髑髏(どくろ)は、髑が22画、髏が20画の漢字です。いわゆる頭骸骨ですね。
難しい漢字ではありますが、これは骨偏が共通しているため、比較的覚えやすい熟語かもしれません。
ちょっとこじらせていた学生時代に書いてみたことがある方も、いるかもしれませんね。しかし、やはり難しい漢字です。
姦しい
「女三人寄れば姦しい」でお馴染みの「姦しい」。9画です。これは「かしましい」と読みます。要は、やかましいということです。
漢字そのものは難しくないですが、読み方が難しいですよね。
ちなみに、かしましいという漢字は他に囂しい、喧しいと書くこともあるといわれています。
同じ意味で読み方も同じでも、違う漢字を使うことがあるのが漢字の面白さであり、難しさでもあります。他にも様々な漢字がありますので、調べてみてはどうでしょうか。
吝か
これは何と読むかわかりますか?所見の人は、まったくわからないでしょう。これは、やぶさかと読みます。
意味は、「~する努力を惜しまない」「思い切りが悪い」「物惜しみする」ですが、使われ方としては「仕方なく~する」のほうがよく使われます。
画数は7であり書きやすいですが、やぶさかを漢字で書く人はほとんどいないでしょう。そのため、なかなか読めない漢字です。ここで覚えておけば、何かの機会に役立つかもしれませんね。
晦
つごもりと読みます。画数は、11ですね。意味合いは、その月の最後の日(月末)であったり、月のない夜であったり、姿をくらますことだったりします。
スーパーファミコンでは、「晦-つきこもり」というホラーゲームが発売されていました。それでこの漢字を知った方もいらっしゃるかもしれません。
知っていれば読める漢字ではありますが、なかなか難しいのも事実です。ちなみに音読みだとカイと読みます。
落葉松
これはからまつと読みます。針葉樹で、見たことがある方も多いでしょう。おそ松くんのカラ松は、ここからきていることが考えられますね。
画数は合計で32画。漢字はとくに難しくなく、小学生でもまったく問題なく書くことができますが、なかなか正確に読めない人はいないのではないでしょうか。
しかし漢字クイズがあると、よく出される問題でもあります。この他にも、植物系の漢字は難しいものが多いですね。
魑魅魍魎
最後は、ちみもうりょうです。魑は21画、魅は15画、魍は18画、魎は18画ですね。
魑魅魍魎とは、一言で言って化け物のことです。妖怪などが、魑魅魍魎と言い換えられます。
全ての漢字の部首が「鬼(おに)」であるため、禍々しさが強い漢字ですね。
以上が、一番難しい漢字10種類になります。実際はもっと難しい漢字もありますが、中国の漢字が多いため、今回は割愛しました。今回紹介した中に、いくつ書ける漢字がありましたか?