マイブームという言葉がありますよね。最近は死後とも言われていますが、けっしてそんなことはありません。
この記事では、マイブームという言葉の意味を改めて確認しつつ、マイブームの例や、就活に役立つマイブーム候補を紹介していきたいと思います。
マイブームは、今ハマっていること
マイブームとは、要するに自分が今もっともハマっていることです。
例えば切手を集めている場合は、マイブームは「切手集め」ということになりますね。
趣味とどう違うの?ということが気になる方も多いかもしれませんが、マイブームは「今」ハマっていることで、趣味は年中続けている好きなことというように考えていただければ良いでしょう。
マイブームは終わりが来る可能性が高いけれど、趣味は基本的に終わりは来ないということです。そういったこともあり、マイブームは奇抜なものである場合も多いのが特徴です。
例えば今までは興味がなかったけれど最近ポイントカードをやたらと集めているという場合、マイブームとして「ポイントカード集め」と記載できます。些細なことで、なおかつ自分が熱中しているものが、マイブームということですね。
面白いマイブームの例は?
ここからは、面白いマイブームの例を紹介していきたいと思います。
USBケーブル集め
家電量販店や100円ショップなどで販売されているUSBケーブルをひたすら買い集め、電圧チェッカーなどを使いその性能を確かめてみるというマイブームです。
USBケーブルは極端な例ですが、このように色々なメーカーが販売している商品を片っ端から集めて比較するというマイブームは、よく言われることが多く、なおかつその内容がユニークになりがちなものです。
誰かにマイブームを伝える際にこういった受け答えをすると、興味を引かれることが多いでしょう。集める対象は、例えばコーヒーやライターだとまだ普通ですが、カルタや特定の昔話の絵本、100円で買えるインスタントカレーといったものになってくれば「どう違うの?」と気になりますよね。
快適ブーム
例えば真夏の暑い日にあえてエアコンや扇風機は付けずに、いかに涼しく生活を送るかで試行錯誤するという内容のブームです。
ただ暑さを我慢するのがブームというようなことを言ってしまうと、最近の夏は暑いので、聞く側は「大丈夫?」という心配の方向に気持ちが向かってしまったり、「無謀」「危険」といったネガティブな感情に向かっていってしまったりするので、あまりよくありません。
「涼しさは求めている」という前提がここに加わることで、「それでどうやって涼しくできてるの?」という引っかかるポイントが生まれ、相手の興味を引くこととなります。
怪獣絶対音感ブーム
昔の怪獣映画やテレビドラマなどに出てくる怪獣の鳴き声を片っ端から覚えるというブームです。
実は鳴き声は使い回されていることが多いので、これを極めていくと、どれとどれが共通した鳴き声かといったことがわかってきます。
例えば、『闘士ゴーディアン』というロボットアニメに登場する敵のロボットは大体、ゴジラシリーズに登場するラドンという怪獣と同じ鳴き声です。
ちょっとマニア的なマイブームですね。
就活で、面接官に好印象を与えるマイブームとは?
マイブームを就活において、面接で聞かれることもあります。就活でマイブームを聞かれたときの難しいポイントは、相手に悪印象を与えてはいけないということです。
マイブームは一過性のものですので、奇抜なものが多くなりがちです。そして、相手に良い印象を与えられるかどうか怪しいものである場合も多いことが考えられますよね。
面接官に悪印象を与えてしまうと、結果的に落とされてしまいますので、相手の目を引くようなインパクトはありつつもさわやかで、好印象を与えられるようなマイブームを考えましょう。
ただし相手が興味を持つということは、それについて色々と聞かれるということです。
極端な嘘のマイブームをねつ造しても深く質問されて困ってしまいますので、聞かれそうなことには全て答えられるような、ある程度自分の中に存在するマイブームを考えておいたほうが良いですね。
就活においてマイブームとして挙げられることが多いさわやかなものは、例えばボーリングやカラオケのようなものです。
つまり、こういったものをマイブームとして挙げるとまったく目を引かず、つまらない人物であると思われてしまいますので気をつけましょう。
「人間観察」のような若干世間を下に見たような回答も、好まれない場合があります。
そして、自分の希望する職種ごとに、マイブームとして挙げて良いものと悪いものは変わってきます。
就職するということは金銭が発生することですので、「この人にお金を払って雇いたくない」と思われないように、気をつけましょう。
どうしてもマイブームが浮かばない場合は無難なものをマイブームにしておき、他の質問、例えば志望動機や学校での活動、自分の長所・短所のようなことをしっかりと答えられれば良いでしょう。
マイブーム自体に面白みはなかったとしても、その説明の仕方にユニークさがあれば、面接官は興味を持ってくれるかもしれません。