大学生活を地元から離れて過ごしたという方は、この後地元に帰って就職するかそのまま今住んでいる場所の近くで就職するかでお悩みではないでしょうか。
地元で大学などに通っていて、これから地元で就職するかどうかで悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、地元での就職について取り上げたいと思います。メリットとデメリットがそれぞれいくつかありますので、そろそろ就活に取り組みたいとお考えの方は、ぜひご覧ください。
地元で就職するメリットとデメリットは表裏一体です。見方を変えれば、どちらにもなり得ます。
目次
地元での就職をするメリット
まずは、地元で働くメリットについて解説していきたいと思います。
地元は馴染みがある
地元は土地勘があり、仕事において色々な場所へ移動する際もあまり迷わずに行動に移すことができます。
それ以外にも地元というものはやはり落ち着くものです。例えば一度県外に出て進学した人であれば、改めて地元の良さを確認できるのではないでしょうか。
地方が地元である方は、都会と較べて自然も多く人も少ないため、落ち着いて休日などを過ごせますね。
実家に住めば家賃がかからない
地元ということは多くの場合実家がありますので、実家から職場に通えば食費も家賃もかかりません。もっとも、働いているのであればある程度は家にお金を納めなければいけませんよね。
しかし、それでも実際に一人暮らしを行うことに較べれば出費はかなり抑えられます。
光熱費もかかりませんし、せいぜい年金や保険料が高いというくらいです。
また、親にもしものことがあっても地元や自分の実家に住んでいればすぐに駆けつけることができるという安心感もありますね。
友達とすぐに遊びに行ける
地元の友達と休日どころか平日であっても予定が合えば遊びに行くことができるのも、地元で就職するメリットです。
会社の同期や仕事仲間と飲みに行くのもそれはそれで楽しいかもしれませんが、気の置けない友人達と遊びに行く方が心が安まりますし、遠慮なく楽しめますよね。
周りに誰も知り合いがいない環境で就職すると、友達がいないため会社の同期や上司としか関わりがありません。そのため、寂しがりの人には辛いかもしれません。
地元で就職するデメリット
ここからは、デメリットの紹介です。結論から言いますと、デメリットの方が多いです。
地方には職がない
地元での就職をおすすめしない最大の理由は、職がないことです。
就職難の時代ですので、ただでさえ都会であっても仕事がありません。地方ですと、就職についてはさらに厳しい状況となっています。就職のつてがあるのであれば地元でも良いかもしれませんが、ないのであれば地元で就職すると決めてしまうのは危険ですよ。
地元で就職したいのであっても、平行して東京など職の多い場所でも就職先を探しておかなければいけません。
そしてもう一つ、地方で就職すると給料が安いことも難点です。新卒採用での初任給には、東京と較べて地方には数万円開きがあります。
もちろんものの値段などに違いがあるため一概にどっちがお得と決められませんが、お金をたくさん稼ぎたいのであれば、基本的には東京近郊での就職がおすすめです。
地元には会いたくない人もたくさんいる
地元ということは子供の頃からずっと仲の良かった人がたくさんいるのと同じくらい、会いたくない人もいますよね。
地元で就職すると、そういった人たちに会う機会がどうしても多くなります。
一度上京するなど地元を離れた経験を持っている方は、地元の良さを再確認すると同時に地元のダメな面も住んでいた頃以上にわかってしまいます。
地元の特有の閉鎖的な環境などは、一度しがらみから解放された経験を持っている人からするととても耐えがたいものですよね。
こういった人間関係の問題を上手くやり過ごせる人であれば、地元でもやっていけることでしょう。そうでない方は、おとなしく地元以外で就職することをおすすめします。
都会がいやな方は、地元でない別の県もおすすめです。ただし、都会以外で職を探すのは大変ですよ。
いつまでも自立できない
実家で暮らす場合は、楽ではあっても親からいつまでもああだこうだと言われながら暮らさなければいけません。そのため、働いていても学校に行っているのとあまり変わりのない感覚で生活が続いていくこととなります。
行動に制限も生まれますし、これは大きなデメリットではないでしょうか。
親もいつかは死んでしまいますし、自立はあらかじめしておかなければいけません。もし地元で就職するとしても、できればアパートなどで一人暮らしをすることをおすすめします。
お金はかかりますし大変ですが、備えておくことは大事です。始めから一人暮らしをするのは難しいという場合は、結婚などを機に家を出てみてはいかがでしょうか。