我々が生活していくにあたって度々思うことの一つに、命とは何か?ということが挙げられます。
人は生まれてやがて死んでいくわけですが、結局生きていくうえで命とはなんなのかがわからなくなることがありますよね。
この記事では、命についての考え方をまとめています。
命について詳しく考えたくなった方は、是非この記事をチェックしてみてはいかがでしょうか。
命とは生きていること
結局のところ命を持っているということは生きているということですよね。それを踏まえてシンプルに考えると、命=生きていることということになるのではないでしょうか。
命を失うと人は死んでしまいますので、失わないように健康に気を遣ったり安全に気を付けて外を歩いたりしますよね。生きている限り命は失われませんので、長生きをしたいものです。
命は自分のタイムリミット=時間
命が失われると人もほかの動物も死んでしまいますよね。そして誰も死から逃れることはできません。
そのため、命はタイムリミットであるという考え方もできます。
命の終了というタイムリミット、あるいはゴールからできる限り遠回りすることが人生です。
また、制限時間内に自分のやりたいことを成し遂げるためにもがくのが「生きている」ということになるでしょう。
死ぬ間際には走馬燈が浮かぶといいますが、走馬燈の内容は充実させたいものですよね。何もない人生だとあまりにも短い走馬燈で終わってしまいますので、非常に悲しい終末を迎えることとなってしまいます。
時間が進むにつれて命は絶対に少なくなっていきます。自分の命がいつ尽きるかは誰にもわかりませんので、このタイムリミットが設定された時限爆弾を抱えながら一度きりの人生を生きていくというわけですね。
命があるということは素晴らしい奇跡
命を持って生まれてきたおかげで、様々な楽しいことや素晴らしい人たちなどに出会えたわけです。そのため、命があるということは奇跡的であるという考え方があります。
たしかに、人間生きていれば大なり小なりの良かったことが誰にでも必ずあります。もしもなにもいいことがないと思っていたとしても、決してそんなことはありません。見えていないだけなのです。
そういうわけで、命があるということを好意的にとらえることができるのではないでしょうか。
命は苦しみ
命を持って生まれてきてしまった結果、人は死ぬまで苦しみながら生きていかなければいけません。そのため、命は喜び・楽しみの象徴でもありつつ、正反対の苦しみの象徴とも考えられるのではないでしょうか。
自ら命を捨てるか、寿命や事故・病気といったことが起こらない限り命を手放すことはできません。
命はかけがえのない、素晴らしいものでありつつも我々に苦しみを与える恐ろしいものでもあるのです。
命は力となるもの
我々がこうして行動を起こすことができるのは、命を持っているからこそですよね。そのため、命が人間の乾電池やバッテリー的役割であり、力となっているということが考えられます。
命を燃やして人は様々な困難に対して取り組み、打ち勝っていくのです。本来ならば人間一人の力ではなしえないような大きなことも、生きている人たちが命を懸けて様々なことに取り組めばやがて達成することができるのです。
その過程で倒れてしまっても、またそれを引き継ぐ人が現れればいつかは達成できることでしょう。
このように、散っていった命もこれから生まれてくる新しい命の力になります。また、命を持っている様々な動物を食べてそれをエネルギーにもしていますよね。
命は力。確かに納得のいく説明ではないでしょうか。
命は重いもの
命は大事に。よく言われる言葉ですよね。しかし命の重さに気付くのは、自分が取り返しのつかない状況になってからということも少なくありません。
人の命はお金では買えません。もしも延命させたいのであればそれにお金をかけることができます。しかし、成功するかどうかは誰も保証できませんよね。
一度失ってしまうと、また買いなおすことができない命。どんなにお金持ちでも貧乏でも、死ぬということについては平等に重いということでしょう。
命は軽いもの
命は重いものですが、それと同時に軽いものでもあります。
どんなに気を付けていたとしても、突然トラックが飛び出してきてそれにひかれてしまったら死んでしまいます。
このような事故現場に居合わせてしまった人は、人間の命の軽さに驚いてしまうのではないでしょうか。
命は重くもあり、軽くもある。喜びでもあり、苦しみでもあるのが命。命というものは非常に不思議なものですね。
こんなに不思議な性質のものを誰もが持っているということもまた、実に不思議です。
とにもかくにも大事な命。できる限り長続きさせて、最後は穏やかに終わりを迎えたいものですね。
反対に太く短く生きることもまた命の使い方としてはアリでしょう。
しかし、自ら命を投げ出すということはもったいないので避けたいものです。