テレビでよく見かける大家族番組。
大家族の笑いあり涙あり、そして人数の多さによる様々な苦難(貧乏など)が取り上げられていますよね。
しかし、そもそもなんで大家族になってしまったのか気になってしまうのが人情というものです。
この記事では、大家族というものについて考えてみたいと思います。
最近はあまり放送されなくなってきているイメージもある大家族番組ですが、興味のある方はぜひこの記事をご覧ください。
【大家族の基準は?】
そもそも大家族というとどのくらいの人数であるのかということは気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
例えばサザエさんやちびまる子ちゃんの家族は祖父母もいる関係でけっこうな大家族に見えますよね。
世間的には6人を超えると大家族というイメージを持っている方が多いようです。
両親+子供4人ですと、たしかに多めに感じられるのではないでしょうか。
子供が3人程度までであればたくさんの家庭が存在しますが、4人を超える家はあまり見かけません。
無計画な結果の子だくさんの場合もあり
両親が本当に子供が好きでたくさんの子供を育てたいがために大家族となったというケースも、もちろん世の中にはあるでしょう。
しかし、全てがそういったケースであるとは限りません。
家族計画をせずにいた結果、たくさんの子供ができてしまったという場合もあります。
テレビで紹介される大家族が何故大家族になったかということは基本的に特に語られませんよね。
あくまで推測ですので100%とは言えませんが、彼らにもそういった事情がある可能性は大いにあります。
医療が進歩していなかった昔であれば生まれてから健康に生き続けて大人になれる可能性自体が低いという事情があり、結果として子供がたくさん必要でした。
しかし、現代においてはそういったことはほとんどありませんよね。
どちらかというと無計画に子供をたくさん作ってしまうというケースの方が可能性としては高いのではないでしょうか。
それがテレビなどにおける大家族の「貧乏」という家庭の状況に現れていることが挙げられます。
貧乏人の子だくさんは無計画の象徴
家庭の経済状況などは、基本的にしっかりと把握していなければいけませんよね。
把握していれば、子供を作る場合も何人までなら自分たちの経済状況でしっかりと育てられるかを考えたうえで行うことができます。
子供を一人育てるには、およそ3000万円がかかると言われています。
学校などでの教育費や服、食事、おもちゃやお小遣い、病気やけがでの医療費なども含めれば、一人だけでも非常に手がかかるものですよね。
それなのに大家族となってしまい子供が10人近くになってしまうということは、よほど経済に余裕があるか無計画かの2択となります。
そして、いくら給料が高かったり貯蓄がたくさんあったりしたとしてもああいった人数を余裕で養えるということはなかなかないでしょう。
可能性としては、無計画のほうがやはり上ですね。
その結果として、やはりテレビに出てくる大家族は貧乏ネタが多いのではないでしょうか。
実際に両親がどういった方法で生計を立てているのか、仕事内容について迫った番組も良く見受けられますよね。
しかし、明らかにそれだけでは大家族は支えられません。
だからこそ、テレビ局の取材を受け入れているのではないでしょうか。
テレビ局からもらえるギャラが、大家族の生活をある程度支えているのです。
テレビ局は番組を作れますし、大家族は満足に生活することができます。
プライベートスペースである家の中にカメラが入り込むということはいささか厳しいものがあるかもしれませんが、生活には代えられません。
生活保護で生計を立てている大家族もいる
生活保護を不正に受給していたということが問題になる事件が度々世間を騒がせていますよね。
生活保護は、資産がなく、病気やけがといった理由があり働くこともできず、なおかつ周りの援助も受けられず、さらに収入が厚生労働省によって定められている最低生活費を下回っている場合に受けることができます。
資産というのは土地や貯金で、つまり持ち家がなくアパートなどの貸家に住んでいなければ生活保護を受けることはできません。
さて、現実には生活保護を受けて暮らす大家族の人々もそれなりにいるとされています。
人数が多いこともありもらえる金額も多いため、一般の家庭からすれば「無計画に子供を増やしておいてお金をたくさん貰うとはいただけない!」と思ってしまうことも無理はありません。
しかし、不正な手続きをしていないのであれば正当に認められた権利ですので、文句をいうこともできないのです。
もちろん黙って見過ごして飢え死にを許してしまうのはよろしくないことですが、生活保護を受けなければいけない状況になってしまうのならば最初から子供をたくさん作らなければ良かったのではないかと思ってしまいますよね。