高校への進学を機会に、男子校や女子校に行こうと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、今まで共学の学校に通っていたならば不安はつきものです。
また、進学理由が「偏差値が自分に合っているのが男子校・女子校」であるという方もたくさんいらっしゃるでしょう。
なんとなくで男子校・女子校に行くことになってしまい、メリットを知らなかった場合、受かるまでは良くても受かってから「どうして男子校・女子校を選んでしまったのだろう」と後悔することがあるかもしれません。
デメリットを知ることも大事ですが、それよりもメリットを知っておいたほうが、進学することが決まってから安心できます。
そこで、この記事では共学ではなく男子校・女子校に通うことによるメリットとデメリットを紹介したいと思います。
この記事を読んで疑問や不安を解消し、今後の進路を決めるのに役立てていただければ幸いです。
目次
共学と男子校や女子校の違いは
同性の友達がたくさんできる
本来の共学なら基本的に男女が半々です。なかなか異性の友達は作りづらいものですよね。しかし同性ならば、よほどウマが合わないのでなければすぐに打ち解けられるものです。
つまり、男子校や女子校に行けばたくさん友達ができるということになります。
正直なところ、中学校の時点で異性の恋人や友人がいないのであれば、共学の高校に行ってもよほど自分を変えようという意識を持たない限りは現状のままです。
いっそのこと高校は共学ではなく男子校・女子校に行き、友達をたくさん作ってみてはどうでしょうか。
なお男子校・女子校であれば、周りの友達が異性に人気があることへの嫉妬を感じるというようなことはあまりありません。
仮にそういった人がいたとしても、それ以外の多くの人は異性との関わりがないので、仲間がたくさんです。これは安心できるのではないでしょうか。
それほど男子校・女子校は恐ろしいところではない
メリットというよりは不安の解消です。特に男子校のイメージは、硬派でみんな角刈り・丸刈り、鬼軍曹のような先生達によって指導される体育会系の凄まじい学校というようなものである方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしご安心ください。もちろん学校によって多少の差はあるでしょう。しかし、それほどハードな空間ではありません。
自由度がさらに高い
共学ですと、異性から自分に向けられる視線はどうしても気になるものです。本来はとても明るくひょうきんであり、それが魅力である人でも、共学だとその魅力をフルに発揮することはできませんよね。
男子校・女子校であれば、その問題は解決です。どんなに自由に生きても、校則に触れない限りは大丈夫です。
周りに異性が誰もいないので、発言もまた思いのままです。これらも大きなメリットですね。
学校における授業内容の進め方が違うと言われている
共学とは違い、男女それぞれの脳に特化した授業が行われている学校もあると言われています。
教え方がより効率の良いものになっていることで、しっかりと学習することができるのも男子校/女子校に通うメリットです。
ただし、すべての男子校・女子校がこのようなシステムになっているかどうかは定かではありません。事前に確認しておくことをお勧めします。
部活動が好きな人には男子校・女子校がおすすめ
基本的に共学における部活動の数は男子・女子が別で数えられるため、ある程度限られてきますよね。また、興味のある部活動だけど異性が多すぎて入りづらいということもあるでしょう。しかし男子校・女子校であれば、心配は無用です。
すべて同性で構成される部活ですので一切遠慮はいりませんし、部活の数も結果的に選べる候補がたくさんです。
部活に青春の3年間を使いたい方は、男子校・女子校がおすすめです。
異性とのコミュニケーションが学校では基本的にできない
ここからは、デメリットの紹介です。当然ながら、同年代の異性は学校にいません。
中学校で異性とやりとりするのが苦手だったという方は、3年間男子校・女子校に通うことでさらにその状況が悪化してしまう可能性があります。
ただし学習塾などに行くのであれば、そこで異性と関わる機会があるでしょう。このように男子校・女子校であっても、自分で異性と関わる機会は作ろうと思えば作れます。
しかしもしもそういった機会を作らなかった場合は、例えば大学に進学したとき、突然異性と関わる機会が増えることになりますが、そこで戸惑ってしまうかもしれません。気をつけましょう。
もっとも、先ほど述べたとおり仮に共学に進んだからといって自動で改善されることはありません。ここは自分でよく考えることをおすすめします。
さて、挙げられるデメリットは、実はこれだけです。大きなデメリットではありますが、これまでに述べてきたとおりこのこと自体がメリットにもつながっているので、あとは自分がどう判断するかにかかっていると言えるでしょう。