大学に進学したり、就職したりすることによって、飲み会に参加する機会は増えていきます。
飲み会は長い人生において、幾度となく訪れるものです。
それゆえに、お酒が飲めない下戸だととても辛いですよね。
この記事では、なぜ下戸の人がいるのか、その原因は何かということ、そして下戸を治してお酒を飲むことができるようになるのかということについて解説していきます。
まず始めに、そもそも下戸という言葉の由来は何か、ということについて紹介したいと思います。
目次
下戸はあまり目上の人に使うべきではない言葉
下戸は、お酒を「飲まない」人ではなく、「飲めない」人に対して使われる言葉です。
また、自分が飲めないときに自分のことを指して使う言葉が下戸です。
下戸は律令制の時代の婚礼の際に酒を貰える量が低い立場の人を指した言葉が語源ですので、基本的には誰かがお酒を飲めない際にその人のことを「下戸」というのは失礼に当たります。気をつけましょう。
下戸の原因は弥生人の遺伝子にあるとされる
下戸の原因は遺伝子にあるという説があります。
お酒で悪酔いをしてしまう原因はアセトアルデヒドという物質なのですが、これを分解できるかどうかによってお酒に対する強さが変わってきます。
日本人の分布と照らし合わせると、本州の関東から関西、中国地方あたりまでにかけては弥生人特有のお酒に弱く、アセトアルデヒドを分解するのが苦手な遺伝子を持つ人がたくさんいます。
一方、東北や北海道、九州にはお酒にそこそこ強い縄文人の遺伝子が強い人がたくさんいるといわれています。
ちなみに、白人や黒人といった人種の方々は日本における縄文人タイプで異常にお酒に強い遺伝子を持っているとされています。
下戸かどうかは簡単に調べることができる
まだお酒を飲んだことがないという時代が、誰にでもあったはずです。
これからお酒を初めて飲むという方のために、自分がお酒に弱いかどうかを確かめる方法を紹介したいと思います。
「アルコールパッチ」という物が売られています。これを肌に貼ることで、自分がどれくらいお酒に弱いかの確認ができます。
また、市販のアルコールパッチを使用しなくても、絆創膏とアルコールがあれば同じような検証を行うことができます。
度数70~80%程度の消毒用アルコールを、絆創膏に2~3滴垂らした後に腕の内側に貼りましょう。あとは7分程度待てば、一目でアルコールへの耐性が確認できます。
7分経って絆創膏を外した時点で皮膚が赤くなっていたら、その場合はお酒への耐性が全くないということになります。
大丈夫だった場合は、さらに10分絆創膏を貼ったままにしておきましょう。再び剥がした時に皮膚が赤くなっていたら、それでもなお「お酒には弱い」という体質になります。
この時点でなお肌が赤くならない場合は、お酒に強い体質ということになります。
お酒に強くなるためにはプチ断食+酵素ドリンクがカギ?!
お酒に弱い体質の人がその体質を改善できる方法は、様々です。
しかし、それらの方法を試して、必ず改善できるという保証はありません。
その点に注意しつつ、チェックしていただければと思います。
さて、肝臓でお酒に含まれているアセトアルデヒドを分解するということで、肝臓の機能を高めればお酒に強くなれるということが言われています。たしかに、理にかなっていますよね。
一日程度のプチ断食をすることにより、体内の食べ物の消化を休ませることで内蔵の機能をアップさせれば、お酒に強くなれるという説があります。
断食する際にも、当然水分は補給しなければ体調の悪化につながります。
断食中に飲むものを、水ではなく酵素ドリンクにすることによって肝臓をさらに鍛えられるという説があります。
プチ断食+酵素ドリンクによる肝臓強化後、初めてお酒を飲む際は、始めのうちはアルコールを水で薄めたお酒を飲み、徐々に強くしていくことが重要です。
どんな方法にせよ、いきなりアルコール度数の高いお酒を何杯も飲むことは命の危険につながります。
お酒に弱いという方、あるいはまだお酒を飲んだことがない若い方々は、始めはアルコール度数の低いお酒を飲んで、アルコールに慣れていくことが大事です。
事前にウコンを飲んでおく
肝臓の働きが良くなればお酒にある程度の耐性ができるということで、飲み会の前に様々な肝臓に効く成分を体に取り入れて耐性をつける方法もあります。
ウコンや牡蠣サプリ、そしてチーズなどの乳製品をお酒よりも先に摂取すれば、肝臓が活発になりますので普段よりも効率よくアセトアルデヒドが分解されます。
お酒が苦手な方は、これらを飲み会の際に携帯しておき、先に食べたり飲んだりしてからお酒を飲み始めてはいかがでしょうか。
また、お酒を体内で薄めるためにお酒を飲みつつ別の水などの飲み物も飲むという方法もあります。こちらも試してみてはいかがでしょうか。ただし、飲み過ぎには注意しましょう。