ストレスや食べ過ぎ飲み過ぎ、その他様々な要因で胃は不調を訴えてきます。
他にも、日本人の胃癌にかかる割合を考えると、やはり定期的な検査は必要ですよね。
そこで、一番に思いつくのが胃カメラ、なわけですが。
知っての通り、この胃カメラ、あまり良い印象はありませんよね。
最近では、医学も発達してきてとても細い管を…なんて言われても、喉に物を突っ込まれるなんて想像しただけで気持ち悪くなってしまいまそう。
しかし、この胃カメラ。
案外、痛みや苦しさには個人差があります。
いつまでも、おえっとなってしまいとても苦しかったという人もいますし、うまく飲みこめてさほど苦しくなかったという人もいます。
ちなみに私は、どうしても苦手なので中々飲みこめずに涙目になっていました。
そこで、少しでもこの胃カメラを楽に飲みこむためには何が大事か、今回はそれについて調べてみました。
目次
胃カメラはなぜ苦しい??
そもそも胃カメラはなぜ苦しいのでしょう。
喉の奥に何か入れると、咽頭反射と言って、それを押しだそうとします。
何かを薬品などを誤飲した時に、大量の水を飲ませて、喉の奥に指を入れて吐かせるという応急処置方法がありますよね。
そんな風に、喉の奥に物があると人は吐きだそうとします。
これにより、胃カメラが中へ通って行かないので、苦しくて痛いのです。
この咽頭反射、元々かなり敏感という人がいます。
それでも、なるべく楽にするために、いろいろな方法がありますのでご紹介します。
胃カメラを飲み込むコツとは?
余裕のある、楽な服装で検査を受ける
病院によっては検査着を渡されることもありますが、日帰りで、首から下に特に大きな何かするわけではない胃カメラは、家からの服装で受けることも多いでしょう。
ウエストを締め付けていると、お腹の中に空気が入った時に苦しく感じてしまいます。
ゴムのウエストのゆったりとしたズボンや、ワンピースなどを着用すると、苦しさが和らぐかと思います。
喉麻酔をしっかりと
検査前に、ゼリー状の麻酔薬を喉に溜める作業があります。
体験した事がある人ならわかると思いますが、これを喉に長時間留めておくのはとても難しいんです。
つい、飲みこんでしまいそうになります。
しかも、ちょっと苦くて、決して美味しいというものではありません。
嫌でも、もし飲んでしまったら医師や看護師に言いましょう。
ここで飲みこんでしまうと、うまく麻酔が効かずにさらに苦しい思いをします。
少し顎を上に向けるようにすると、やりやすいです。
イメージトレーニング
何を言っているのかと思うのかもしれませんが、イメージトレーニングは案外大事です。
そもそも、日常生活において、長さのあるものを胃まで入れる、なんてことは体験しようがありません。
なので、喉を開くイメージをつけておきましょう。
反射が起こると、喉が閉まってしまいますので、スムーズに飲みこむイメージが大切です。
鎮静剤、坑不安剤を使う
そもそもなぜここまで胃カメラを入れるのに苦労するのかというと、体が緊張状態になってしまい、強張ってうまく喉が開かないから、というのも一つの理由です。
なので、その緊張を解くような薬を服用してもらうのも手です。
ただし、これは医師とよく相談して使用しましょう。
胃カメラには、いくつか使う薬もありますので、そちらとの相性もあります。
鼻からカメラを入れる
胃カメラとは言っても、鼻から入れる方法もあります。
喉の、おえっとした感じが無く、鼻から胃カメラを入れた人のほとんどが「口からより楽だった」と回答しています。
しかし、鼻からだと使うカメラの画質が落ちるため少し時間が伸びる可能性と、そもそも、鼻孔が狭い場合は使用できない事もあります。
私がそうでした。
まずはイメージトレーニング、怖いものと恐れないで
胃カメラは、入院の必要も無い、ある程度安全な検査です。
苦しい、辛い、というイメージに支配されてしまうと余計につらく感じてしまいます。
一度、胃に入ってしまえば、多少辛いですが、一番辛い所を抜けてしまうので、喉よりは楽になります。
前の晩、寝る前などにゆっくりと深呼吸して、リラックスしながらイメージトレーニングを行いましょう。