対人関係においてストレスを抱えず、適切な距離を保ってコミュニケーションを円滑にするのはなかなかに難しいことです。
お互いに友好的に接していても、些細なことが気にかかってもやもやストレスをためてしまうこともあります。
人の癖に文句を言うのもなんですが、独り言の多い人の周りにいるのはちょっと気にかかってしまうもの。
だからと言ってやめて!なんて言えませんし、ではどうするのが一番良いのでしょうか。
対策法を一緒に考えましょう!
独り言の原因はいろいろ
独り言はそのストレスが何かを言葉にして発することで発散して、精神的なバランスを保とうとする行為です。
精神的に不安定であったり、人間関係がうまくいかないと無意識に感じている人に症状が出やすい場合があります。
また、故意に独り言をつぶやいている人もいます。
暗に独り言をつぶやくことで困っていることの主張や、話しかけてほしい状況をつくったり、気にかけてもらうことを目的としていることが多いです。
その場合は反応することで何かしてほしいことを察してほしい希望を言われたり、無用なおしゃべりに発展する可能性があるので、積極的に関わりたくない、煩わしい時には話に乗らないようにしましょう。
独り言の中でも気を付けなくてはいけない独り言があります。
誰もいない場所へひたすら話し続ける独り言や、内容が意味不明で対人と向き合ってても独り言を続ける、他人の悪口や被害妄想ばかり、ひたすらマイナス思考の発言ばかりなど。
上記に該当する場合は統合失調症になりかけている可能性があります。
触らぬ神にたたりはありません、改善させることはできないので距離を置くのが最もよいでしょう。
対策法もさまざま
独り言は自覚しても他人から指摘されても簡単に治るものではありません。
念頭に置いて、仕方ないと寛容な心で受け流す姿勢も必要です。
うるさい独り言は聞かないのが一番、無視が出来るなら無視するのが一番です。
まったく自分とは関係のないことを言わなくては気が済まない、自分のバランスを保つために独り言を言うのが必要なのだな、と許せればそれで済みます。
あまりにひどい場合は、直接「なぜ」と問うてみるのも手段です。
それは独り言なのか、それとも何かアドバイスが必要なのか、適当に相槌を打ってみて相手の望む対応を繰り返すと緩和される場合があります。
ただし面倒な手間が増えるのは言うまでもありません。
そして独り言に自覚がないタイプもいます。
黙ってもらうために黙れというにはカドが立ってしまいますが、「少し集中したいのですが」「すみませんが、お話に対応できません」など直接いわなければ認識してもらえないこともあるので、直接言うのも手段の一つです。
直接言うのが憚られる場合、身近な人物への相談を通して改善を求めるのも手です。
本当に自覚のない人であれば、言われてから意識的に独り言を減らそうと考える場合もあるからです。
最大のポジティブを発動するなら、独り言を言う人のことを好きになる努力をしてみるのも対策の一つになります。
独り言から会話につなげ、一方的に流れる散漫な情報を整頓することが可能だからです。
一方的に情報を垂れ流されるよりは精神的苦痛が軽減するでしょう。
何事も気にしすぎないほか、前向きに検討するのは如何なるコミュニケーションにおいても最も心穏やかに保つ方法です。
できる限りを尽くしてみるのも精神衛生上にはとても良いはずです。
おさらい!
- 無視してみる
どこにも角が立たず我慢できるなら最善方法
- 直接聞いてみる
ちょっと高ランクのコミュニケーションスキルが必要
- 誰かに相談してみる
どうにもならないこともあるけど進展する場合もある
- 相手を好きになる努力をしてみる
ポジティブ前向きに頑張ってみると開けてくる道もあります