修学旅行は参加するだけではなく、自分たちでつくりあげよう!という流れが主流となってきました。
旅行の行程や、それに合わせた旅のしおりなどを班ごとに手作りで作成する学校も多いようです。
学生さんたちで制作に携わっている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな学生さんのために、特に修学旅行先として多い、東京と京都・奈良それぞれのスローガンの参考例を挙げてみました!
東京への修学旅行の際のスローガンに関して
東京といえば文化・技術・建築など、あらゆる事象の最先端というところが一番の魅力ではないでしょうか。
しかしそこから学びとるものをスローガンに、というとなかなか難しいですね。
すでに採用されているものを参考に考えてみましょう。
「東京駅100周年記念SUICAの地へレッツゴー」
「絶対東京!」
なんとか「東京」というキーワードを埋め込もうということで考えられたのでしょう。
ここ数年で目立ったトピックといえばスカイツリー・東京駅100周年などがあげられますが、これ自体をスローガンに組込むと観光旅行の色合いが強くなってしまいますね。
次の例です。
「学ぼう!楽しもう!絆を深めよう!日本の中心で」
「友情を深め. 最高の思い出を. 東京で!!!」
これらは東京の特性を無理にキーワードとして織り込むのではなく、「日本の中心」という全般的なイメージのみを取り入れたものです。
都会・先鋭都市・文化の最先端などといったいわゆる大都会東京についてのキーワードを省いたことで、観光ではなく修学旅行という旅行自体の目的がとらえやすい内容となっています。
ただ少し意地悪な視点から見れば、単語を一部入れ替えると目的地は日本全国どこでも同じ内容で当てはまりますね(笑)
京都・奈良への修学旅行の際のスローガンについて
対照的に京都・奈良といえばやはり伝統文化の象徴。
観光地についてはあえて列挙するまでもなく有名な寺院群が軒を連ね、修学旅行の行く先としてはかなり昔から定番中の定番です。
少し調べると関連したスローガンはあちらこちらに散見されます。
同じように例を挙げてみましょう。
「時を越え、古都の歴史を感じよう!」
コンパクトでわかりやすいですね。まさに歴史を学ぼう、といった内容です。
「深めよう!触れよう!日本の歴史〜Let’s enjoy 京都&奈良〜」
言いまわしは少し違いますが、やはりこれも同じように歴史・伝統をターゲットにまとめられています。
別のものとしては、
「さぁ、最後の思い出作りのスタートだ」
「青春storyの始まり〜深めよう 仲間との絆〜」
これらも京都・奈良を目的地としたスローガンとして採用されたようです。
東京の例と同じように、観光ではなく学習も兼ねた学生時期の旅行としてはとらえやすい内容なのですが、目的地が別の場所であってもそのまま使いまわすことができますね。
番外編
行先は関係ないですが、このようなスローガンの例がありました。
是非参考にしてください。
先施の心~127人の団結力~
笑っていいとも!楽しめばいいとも!みんないい友!
持って行くものは、ルールとマナー、持って帰ってくるものは最高の思い出
習学良好 ~仲間とともに、習い、学び、良い思い出を好きなだけ~
絆~一生の友情~
深めよう友情の和
笑顔の中にも礼儀あり
枕は投げても夢は投げるな!
見比べてみると、あまり目的地自体にとらわれないスローガンの方が学生らしさをよく出しているように感じられます。
修学旅行の主な目的は観光ではないので、極端なことを言えば学生自身が旅行によって得られるものをよく練られたプランなら行く先はどこでもいいとも言えます。
ですから、あまり目的地の特定のキーワードばかりにしばられるのではなく、いい意味で「学生らしさ」が出ていれば自然とマッチしたスローガンになるのではないでしょうか。
スローガンについてはこちらにも書いています。
>>修学旅行のスローガンで英語や四字熟語の例は?どんなものがある?
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