小学校の飼育授業と言えばウサギやニワトリ、教室の中で飼うものの筆頭はメダカでした。
メダカの水槽の中に三角錐に似た細身の貝を一緒に育てていた記憶はありませんか?
小学生にも簡単・手間いらずで飼えるタニシはメダカ同様、飼育箱で一緒に買われていたケースが多いです。
水槽一つあれば忙しい方にも飼うことが出来る生き物です。
ご興味のある方は飼育方法に関してご説明いたしますよ!
水槽の水苔クリーナー:タニシ
熱帯魚やアクアリウムを趣味として考えている方には同時にタニシの飼育をお勧めいたします。
タニシは魚の食べ残したエサや水槽内の水苔を餌にしますので程度の汚れであれば除去してくれる効果があります。
専用の餌を必要とせず、タニシのために必要な設備を整える必要がないのも大きなメリットです。
飼育したい魚に適切な環境がタニシにとっても適切な環境となります。
また、タニシが水面に浮いて来たら水槽内の汚れがタニシにも耐えきれないほどの劣悪環境に陥ったサインとなりますので、あまりそのサインを発する環境に陥らせたくはないですが、一種の目安として判断が出来ます。
タニシの飼育の仕方
先にさらっとご紹介しましたがタニシを飼育するのに特別な設備は必要ありません。
ですが、今日からタニシを飼い始めるんだ!と言う場合にはある程度ものをそろえる必要があります。
水棲生物ですので水槽にエアポンプとろ過装置、少し細かめの砂と真水、水草が必要です。
1からタニシのみを飼いたい!と言う方は恐らくまれでしょうが、タニシの生息環境を作るなら最低でも必要となってくる設備です。
主食となる水草が元気でいられるよう日当たりのよい場所に水槽を設置するのが良いですが、直射日光が当たると夏場は水温が上がり過ぎて魚ともども全滅します。
タニシは他の生物に合わせることが可能なので、ほかに飼う予定の魚などの環境整理を優先してあげましょう。
餌は水苔のほかにザリガニの餌や金魚の餌など市販に売られているもの、同時に飼育している魚の食べ残しを食べたりします。
頻度は同時に飼育する魚への餌やりに同調してよいでしょう。
増えすぎて困っちゃう?繁殖法
タニシは増やすことがとても簡単で、繁殖に対して特にしてあげることはありません。
勝手に増えます。
タニシはおなかの中で卵をかえすので親タニシのカラの部分から小さなタニシがたくさん出てきます。
近所の水田のコンクリートの壁に赤色のプチプチした卵がめちゃくちゃたくさん産みつけてありました。調べてみると、そこにいるジャンボタニシの卵でした。ここの田んぼの持ち主は今のうちにタニシと卵を駆除した方がよいのでは、と思いました。 pic.twitter.com/RMa1uDBBA3
— 隠れ熊の実 (@foolonthehill11) 2015, 7月 16
隣の田んぼがジャンボタニシの卵で大変なことになってる…… きめぇw pic.twitter.com/FW3GkHMl02
— NinjaNada (@Aaadhinsstu) 2015, 7月 13
ちょっとショッキングなジャンボタニシの卵は例外で田んぼ付近のコンクリートなどにびっしりくっついていたりしますが、ジャンボタニシの卵であって全部が全部そうではないので覚えておくと良いでしょう。
タニシの子供が生まれてからも特にすることはありません。
ただあまりに小さくて一緒に買っている魚につつかれて死んでしまったり、捕食されてしまう可能性があります。