足の爪を強くぶつけた時に爪の中で内出血して血が溜まることありますよね。
爪の中が赤黒くなり、ズキズキ痛みがあり、ひどい時は歩くだけでもツライ!という時もあります。
逆に、いつの間にぶつけたのか、全く痛くなく、気づかないうちに内出血しているという時もあります。
なぜこのような違いがあるのでしょうか。
それぞれの原因や爪の中の内出血の治療法など調べてみました。
足の爪が内出血する原因
内出血の原因は強い衝撃で足の爪の中にある細い血管が切れる事で起こります。
足に物を落としたり、強くぶつけたりすると起こります。
また、小さい靴を履き続けて圧迫し続けていても起こります。
サッカーやマラソンなど長時間靴をはいてするスポーツなどで、足に合わないサイズの靴をはいたまま続けていると、良くできたりもします。
内出血すると、爪の中に血が溜まり血腫(けっしゅ)となりますが、爪が紫色や赤黒く変色し、場合によっては爪がはがれる事もあります。
痛いのと痛くない場合の違いは?
痛みが無い場合は、爪の中に血があまり溜まっておらず、炎症が起きていないということです。
痛みがある場合は血腫が爪の2/3以上の大きい場合や、打った箇所によっては痛みが出る事があります。
日常生活に支障が出るほど痛みが強い場合は処置が必要となってきます。
治療法は?
爪が伸びると共に自然と血腫も上がっていき、自然と取れます。
もし、血がたくさん溜まっていたり、痛みが引かない時は炎症を起こしている場合があるので、日常生活に支障が出るほど痛みが強い場合などは病院を受診した方が良いでしょう。
治療としては、爪に穴をあけて血を抜き、圧迫固定して自然治癒を待ちます。
血腫は自分で抜く事もできます。
方法は簡単です。
用意するものはライターとクリップです。
初めに、爪とクリップ両方を消毒した後、ライターでクリップを熱しさらに消毒します。
そして、血腫の中心部分か、痛みが強い所に慎重にクリップの先を刺して爪に穴をあけ、その後軽く爪を押しながら血を抜いていきます。
勢いよく刺すと、指の部分まで刺さり、指に傷をつけてしまうので、爪に穴を開けていき血が出始めたら後は指で軽く押していくようにしましょう。
血を抜いた後は、消毒をして、ガーゼを巻いてテープで固定します。
自分でもできる血抜き方法ですが、感染や化膿などを考えると病院で処置してもらった方が安心ですね。
内出血の変化
足の爪の内出血は基本的に自然治癒で治しますが、どのように治っていくのでしょうか。
ごく軽い内出血であれば、自然と色が薄れていき、爪が伸びるにつれ、きれいな爪に戻っていきます。
大きい内出血であれば、爪が剥がれます。
新しい爪が生えてくると自然と浮き上がっていき、そのうちポロリと爪が剥がれるのでびっくりするかもしれません。
爪が剥がれそうになっている時は、無理に力を入れてはがさないようにしてください。
新しい爪は、まだ薄くて柔らかいので傷がつきやすいため、指先を柔らかい布などで保護しておくと、きれいに爪が生え変わります。
どのくらいで治る?
足の爪に溜まった血腫は爪が生えていくにつれ次第に治っていきます。
爪が伸びるのには日にちがかかるので、血腫ができた箇所によっては数カ月かかる場合もあります。
爪の先などは数週間で治る事が多いですが、爪の根元などにできた場合は完全に治る場合は数カ月かかる場合が多いです。
自然に治っていく爪の内出血ですが、痛みが引かないなどの場合は骨折の可能性も考えられますので、時間がたってもおかしいと感じた時には必ず病院で受診しましょう。
皮膚科、整形外科、外科などで対応してもらえますよ。
大人になると滅多にやらないケガですが、数年に1度など本当にたまにやってしまうことがありますよね。
後に響かないためにも、対処法などを覚えておきたいものですね。
閲覧注意?内出血して爪が再生するまで記録していた人の動画です。