咳やくしゃみをした時、喉の奥から白い塊が出てきた事はありませんか?
臭いを嗅いでみるととにかく臭い!
鏡で見てみると、喉の奥にあるのが見えてびっくり。
そんなものが喉の奥にあると考えただけで嫌になってしまいますよね。
もしかして病気?と心配になったり、こんなに臭いんだから、もしかして私の口も臭い?と思ってしまって、つい、自分で取ろうとしたことはありませんか?
しかし、自分で取るにはたくさんのリスクがあります。
原因や対策を考え、安全な方法で防いでいきましょう。
目次
膿栓ってどうしてできるの?
扁桃腺からは様々な免疫物質が出ていて、これが、外からの細菌の侵入を防いでくれています。
この免疫物質によって退治された細菌の塊や、食べ物のカスなどが集まってできたのが膿栓です。
これは、多い、少ない、外に出やすい、知らないうちに飲みこむことが多い、など個人差はありますが、誰にでもできます。
病気ではありません。
また、口臭の原因になる、と心配している人が多いようですが、膿栓が口臭の原因になることはほとんどありません。
口臭本来の原因は、虫歯や歯周病、舌苔、などで口内衛生環境が悪い場合や、胃炎などの内臓疾患によるものが多いです。
あまりにも口臭が気になる場合は、膿栓を気にする前に、歯科医や、消化器科を受診することをおすすめします。
どういう人にできやすいの?原因は?
風邪など体調不良
膿栓は、細菌の死骸ですので、体調が悪いと細菌が喉に増えるので、膿栓も増えます。
喉の痛みがある場合は、増える可能性が高くなります。
また、虫歯や歯周病などで口内の衛生状態が悪いと出来やすい場合があります。
先ほど、上記で膿栓は口臭の直接の原因にはなりにくいと言いましたが、虫歯の人は膿栓ができやすいという意味では、口臭のある人が膿栓の多い確率が高い、と取ることもできます。
ストレスや仕事などの疲れ
ストレスや疲れをためやすい人は、膿栓ができやすいと言われています。
仕事や学校の疲れやストレスは、他の病気の原因にもなりますし、風邪もひきやすくなります。
よって、結果的に、膿栓ができやすい環境が整うことになってしまいます。
取り方は?予防法はある?
インターネットで調べると、膿栓を自分で取る方法が山のようにでてきますが、これらは危険です。
まず、よく言われる綿棒で取る方法や針の無い注射器で吸引する方法ですが、これは扁桃腺のリンパを傷つけて大きな病気に繋がる危険性があります。
シャワーで取る方法は、単純に多くの水を口の中に入れるので誤って気管に多く入ってしまえば溺れますし、大量に飲む事になってもとても苦しいです。
病気ではない、言ってしまえば放っておいても大抵は問題が無い膿栓を取る方法としては、リスクが高すぎます。
では、どんな方法があるでしょうか。
耳鼻科で取ってもらう
取るだけならばこれが一番、安全で簡単な方法でしょう。
吸引と洗浄で、これだけならば、百数円でできます。
そこに初診料や薬代も入りますので、もう少しかかりますが、病院によってはそこまで高額にはならないでしょう。
しかし、何度も言うように病気ではありませんので、洗浄してくれない病院もそこそこの確立であります。
取ってもまたすぐにできるものですし、気にしても仕方ないと言われるでしょうし、実際はその通りです。
しかし、どうしても気になるという場合でしたら、やってくれる病院を事前に電話するなどして探しましょう。
うがいをする、歯や歯茎を磨いて口内を清潔に保つ
お医者さんが一番推奨しているのはこの方法です。
うがい薬を使って、うがいをすると効果的です。
口内の衛生環境を整えるのにも良いので、口臭を防ぐことにも繋がるでしょう。
他にも、舌の下の歯茎の内側をよく磨くと良いとされています。
放っておいても問題は無い膿栓、気になるからと自分では禁物!
どうしても取りたくなってしまうし、くさい玉が喉の奥にあるからと病院で言うもの少し恥ずかしい、という人もいるでしょう。
しかし、上記で述べたとおり、自分で取るには少しリスクが高すぎます。
普段からうがいをし、口内を清潔に保てば、食べカスが含まれる膿栓が出るのはある程度防ぐことができます。
しっかりと歯磨きやうがいをし、なるべく膿栓が出来るのを防ぎましょう。