もっとも身近な大道芸と言えばジャグリング。
ボール、クラブ、リングやシガーボックス、様々な形、大きさ、長さの小道具を宙に投げてキャッチする、文章にしてみればなんてことのない動作ですが目の前にしてみれば圧巻の技術です。
そんなジャグリング、大道芸人のように!とは行きませんが、簡単な技であればコツさえつかめば初心者にもお子さんにもできるってご存知ですか?
入門の練習方法から、コツまでまるっとご案内してまいりましょう!
目次
初心者ならまずボール!ボールジャグリングの基本
日本人であればお手玉はご存知でしょう。
お手玉をボールにして行う、これがボールジャグリングの基礎と思っていただいても差し支えありません。
まずは1つのボールを投げることによってボールの動きを覚えましょう。
ボールを投げるときは体の中心付近でボールを放し、頭を少し超えるくらいの高さまで投げて、弧を描くように反対の手でキャッチしましょう。
このきれいに弧を描いて投げるジャグリングのことをカスケードと言います。
左右対称にバランス良く投げられるようになったらボールを2つに増やしましょう。
右手から一個目を空中に投げ、一個目が頭の頂点に来たら二個目のボールを内側から同じように投げます。
落ちてくるボールを一個目は左手で、二個目は右手でキャッチします。
動作の順番としては ボールAを右手で投げる→ボールBを左手で投げる→ボールAを左手でキャッチ→ボールBを右手でキャッチ、を繰り返します。
コツとして、目線はボールをキャッチする手元ではなく弧を描くボールの軌道、頂点の位置を意識します。
最初は左手からなげるボールの位置が低くなったり左右のボールが高さが安定しませんが、回数を重ねて注意するようにすればバランスを保てるようになります。
慌てず焦らず確実に練習を重ねることで自然とコントロールすることができます。
2個になっていきなり難しくなった!と思ったら、また1個でのカスケードに戻り感覚を理解するまで繰り返しましょう。
ジャグリングらしくなってきた?ボール3つでカスケード
ボール二つまでであればちょっときれいなお手玉かな?と軽く見られてしまうかもしれませんが、三つを操るようになると途端にジャグリングらしくなってきます。
まずは聞き手に2個のボールを持ちます。
手のサイズにフィットしたボールを選ぶのが良いでしょう。
聞き手の指先にあるボールから投げます。
2個で練習した時のように頭の頂点をボールが通り過ぎたら交互にボールを投げます。
動作としては Aを右手で投げる→Bを左手で投げる→Aを左手でキャッチ→Cを右手で投げる→Bを右手でキャッチ→Cを左手でキャッチです。
最後の動作は聞き手と反対の手にボールが2個収まっていなければなりません。
三個になると難易度はぐっと上がりますので、2個の時よりも落ち着いてボールの動きを見て投げるのが良いでしょう。
この動きがジャグリングの基礎の動きとなってきます。
この基礎を練習すれば様々な応用がきくので、まずは基礎を徹底的に身体に覚えさせましょう。
一般人から見ればボール3つのカスケードだけでも十二分にすごいジャグリングに見えます。
練習して披露すれば一躍人気者です!
基礎が出来たら応用編、さまざまなボールジャグリングの技
難易度★1つのハーフシャワー
シャワーのように常に一定方向に投げる技です。
ボールの一つだけを大きく投げ、そのボールが落ちてくる前までに両手で二つのボールを持っている状態になります。
カスケードの応用になるのでカスケードがきちんと習得できていれば難しくない技です。
難易度★2つのリバースカスケード
その名の通りボール3つのカスケードの投げ方の反対版。
落ち着いて反対順に投げてゆけば簡単かな?と思いがちですが、今までの練習で投げ方は体に染みついているので投げているうちに混乱してしまうことがあるでしょう。
通常のカスケードはこう、リバースはリバースとはっきり身体が認識できるほどの練習量が必要となってくるでしょう。
難易度★3つのクローキャッチ
クローキャッチは今まで掌で受けていたボールを手で鷲掴んで正常なカスケードの状態へ戻すので手先の器用さが問われます。
タイミングよく掴んでは放すを繰り返すようにしましょう。