小麦粉やスナック菓子など、うっかり片付け忘れて常温の場所に出しっぱなしにしてしまった!そんな経験ありませんか?
そんなとき中身をのぞくのはちょっと怖いですよね。
茶色い小さな虫がチョロっとでもいたらと思うと、もうその小麦粉は使えません……もったいない……
そういったケースでよく発生するのが「シバンムシ」、漢字で書くと死番虫、なんとも縁起の悪い虫にきこえてきますね。
いつの間にか発生して害を及ぼすシバンムシ、対策や駆除について徹底解析し、ヤツラの被害から我が家を護りましょう!!
シバンムシの特徴と生態
赤褐色、茶系の楕円型で発生は年に1~3回、主に4月から6月、9月までにかけて発生します。
22~30℃の環境を好んで生息し、食べ物などに寄生し害を及ぼします。
分布は日本全土に及んでおり、野外では鳩の巣やハナバチの巣からも発生が確認されています。
昨今の室内環境は人間にとって快適な環境維持を第一としていますが、これはシバンムシにとっても快適な環境を維持している状態になっているので冬にもシバンムシを見られるケースが増えています。
発生源は主に乾燥食品やスナック菓子などで、冷蔵庫の下や流し台の裏などに食品残渣がゴミと一緒に残っていると、そこを発生源に増殖することもあります。
増殖を防ぐ対策としては乾燥食品などの冷蔵庫保管を徹底させるほか、発生源たりえる食品などの管理に注意することでしょう。
ただし、シバンムシは乾燥食品類を好んで発生しますが、畳や古本、タバコなども好んで生息地にします。
狙われると回避するのは難しいかもしれません……。
シバンムシと戦え!徹底駆除!
食品関連に発生した場合は、大概の方が食品に虫が発生した場合、廃棄処分にするでしょうがまだ食べれる!いける!と思ったなら殺虫剤を使うことは出来ません。
熱殺菌が有効なので十分に過熱して使用しましょう。
発生源を廃棄したら、近辺を徹底的に掃除しましょう。
無論、新たに買い貯める予定の乾燥食品類を冷蔵庫保管を徹底します。
畳みなどに発生した場合「不快害虫用」を使用するのが良いでしょう。
スプレータイプの殺虫剤も対応のものが売られています。
燻煙タイプはゴキブリやダニ用のものが商品展開としては幅を利かせており、シバンムシ対策に使えるものは大きなお店でもないと置いてない可能性があります。
また殺虫剤関連は既に発生し家の中を縦横無尽に這うシバンムシを駆除する役割を果たすものであり、大元をたたかない限り徒労に終わる場合もあります。
業者に頼む場合、畳を熱殺菌し駆除してくれます。
プロフェッショナルがおこなうことによって素人がやってしまいがちな畳の劣化を防ぎ、なおかつ的確な対応と駆除をおこなってくれるので、予算と相談してご近所の畳屋さんに頼んでみてくださいね!
シバンムシを追い出すために
シバンムシは不衛生な環境や、腐った食べ物があるから、と発生する虫ではありません。
植物性の乾燥物があればそれを餌に繁殖増殖します。
食品は勿論、畳や家具、本、考えられる原因は様々です。
原因が特定できない限り、シーズンにはずっと繁殖を続け無尽蔵に増えてゆきます。
発生源が分からないときは家の隅から隅まで徹底的に確認する必要がでてきますが、発生源を駆除が明日のさわやかな生活に繋がってきますので根気よく地道に必ず巣を発見しましょう。