生徒会への立候補を決めたあなた、大きな一歩を踏み出しましたね!
ぜひとも、みんなの心をつかむ公約を発表して、当選したいですよね。
書き方などのポイントをまとめましたので、ぜひ参考に作成してください。
生徒の理解、共感を得られる内容に!
自分のやりたいことをどうしたらみんなが参加してくれるか、そこに知恵を絞りましょう。
ただ、「あいさつをしっかりしよう」「掃除をしよう」と言っても、生徒達は興味を持ってくれません。
なぜ自分達の学校にそれが必要なのか、それをすることによってみんなにどういうプラスの効果がもたらされるのかをしっかり説明しないことには賛同を得ることは難しいでしょう。
ぜひ、そこをしっかり考えてみてください。
具体的な内容を意識する!
自分の理想、やりたいことが決まったら、それを公約内容に反映させていきましょう。
書き方のポイントをご説明する前に、ダメなケースと良いケースをご紹介しましょう。
悪い例
- 「生徒ひとりひとりが思いやりの心をもち、お互いを向上しあえる生徒会 」
- 「笑顔のあふれる学校生活を」
良い例
- 「近隣の高齢者介護施設へのボランティア活動の企画立案ならびに活動を行う」
- 「目安箱を設置し、集まった意見を生徒会報として月に一度発表し、生徒からの意見を学校生活や行事ごとに反映させる」
- 「あいさつ運動を行い、月間投票でクラス一あいさつができている人を表彰する」
悪い例のほうは、一見いいことを言っているようで、具体的に何をするのかがまったく見えてきません。
良い例のほうは、発表者が何をしたいかが明確で、現実的な内容ですよね。
生徒会の公約を考える上で大切なのは、このように「具体的かつ実行可能である」ということです。
周りの人や家族の感想をもらおう
次に、公約の文章が作成できたら、ぜひ誰かに読ませることをおすすめします。
自分自身は、当然自分のやりたいことがわかっていますが、本当にそれが文章になっているかは客観的に判断しにくいものです。
一度、自分が書いた公約内容を友達や家族に読んでもらって感想を聞きましょう。
ちゃんと自分のやりたいことが相手に伝わっているか、誤解を生む表現はないか、など、感想をもとにブラッシュアップしていくことが必要です。
先人達に学ぶ!公約例
最後に、これまでいろんな候補者が実際に公約としてあげた内容をまとめました。
ぜひ、参考にしてください。
- 週一回、全クラスの学級委員と生徒会で会合を持ち、様々な意見や問題点を話し合います
- 地域のお年寄りの方とのふれあいを持つために、フラワーキャンペーン運動をします
- 合唱コンクールを、縦割りの団体戦にし、学年を超えた団結力を生み出します
- 週一回、昼休みに生徒会がラジオ放送を実施し、生徒から出た質問点に答えていきます
- 教員ごとに授業の分かりやすさを生徒が5段階で評価し、講評会を実施します
- 校内お笑いグランプリの開催をします
- 購買部の取り扱い商品の拡充を図ります
中にはインパクトのある公約も目立ちますね。
ただ、さきほどご説明したとおり、インパクトを重視するあまり、現実性を欠いては意味がありません。
あくまで、実行可能なレベルのことを考えましょう。
ぜひ、時間の許す限り、内容を練ってみてください。