義務教育の現場で、いまダンスが必修科目だと言うのをご存知ですか?
体育の授業でダンスの授業があり、簡単なグループダンスから創作ダンスまで年齢学年に応じて進化してゆきます。
ストリートダンスに憧れる子供たちが増える中で、しっかりとした練習法をしらず自己流に練習してしまうのはとても危ないことです。
誰にでも簡単に見えて、意外とさまざまな危険が潜む、けれどもビシッと決められたなら爽快で誇らしい気持ちになれるバク転について練習法などをレクチャーいたしましょう!
目次
正しいバク転とは
正しい名称を後方倒立回転飛び、ダンスの技ではなく由緒正しい体操の技で英語では back handspring、といいます。
静止した姿勢から腕の不利上げと地面へのけりで後方に勢いよく飛びブリッジの姿勢で後ろ手をついて突き放し、威力を利用して回転する大技です。
ザックリいえば勢いよく頭の上から後ろへ手を伸ばし、勢いで地面に手をふれ、さらに勢いで身体全体を回転させる、文字にして現すと雑技団の所業なのではないかと錯覚しますね。
ですが正しい練習方法と堅実な練習の積み重ねがあれば意外と難しくなくマスターできる技でもあります。
https://www.youtube.com/watch?v=gFB7VBUuGJk
基礎基本の練習!まずは小さなことからコツコツ!
よしバク転やろう!勢いつけて後ろに手を伸ばすぞ!その心意気やよし!ですが、あなたの身体はあなたが思っている以上に固いかもしれないので、基礎基本の段階はきちんと踏んで行きましょう。
まずは広い場所を用意し、前転と後転がスムーズに出来るか実行してみましょう。
前転・後転とは小学校や幼稚園の体育の授業で誰しもが必ずやったことのある、「まえまわり」と「うしろまわり」のことです。
なんだ、そんな子供にも出来るようなこと出来て当たり前~、と思われました?大人になると意外と出来なくなっているもので、まずは出来るかどうか確認しましょう。
スムーズに出来ないようであれば暫くは柔軟ばかりが必要となります、身体をやわらかくやわらかく、体内のバネを伸ばすことを意識しましょう。
前転・後転が出来たら次は倒立と倒立前転です。
倒立は逆立ちですね、勿論広くて安全なマットのある場所で行ってほしいですがご家庭内では壁を背にしてもたれかかるように前転の練習が出来るのでそれでも大丈夫です。
倒立全店は完全に支え無しの逆立ちから前転に移行するわざです。
出来てしまうと意外や簡単ですが、倒立を崩すして回るというのはある種の恐怖をあおられますので出来ない人もたくさんいます。
小さな恐怖を克服できないと勢いつけて後ろへ倒れこむ、なんてことはできないので基礎の練習はしっかりしましょうね。
練習を始める前に
バク転を初心者でやってみたいというひとは、必ず誰かに補助を頼むようにしましょう。
最低でもバク転の熟練者1名、出来ることなら両サイドから補助をしてもらえるよう2名に助力を頼みましょう。
人知れずこっそり練習して皆を驚かせてやるんだ!という気持ちも分かりますが、一人で練習するのは大変危険で大怪我をする恐れもあります。
バク転が出来るようになってから練習を重ねていてもケガの多い技なのに、1人でやろう!1人でできる!お思ってしまうのは大きな間違いです。
環境が整っているなら必ず誰かに練習を手伝ってもらえるようにしましょう。
ですが、そう手伝ってもらえる人間というのが近くにいないことも事実です。
1人でやるしかない環境の方は、安全対策を充分におこない、マットやベッドマットレス、後ろへ倒れこんでもケガの心配が低くなるよう万全の対策をとりましょう。
最初考えたら、あとは勢いだ!!
バク転は、というよりは運動全般においてそうかもしれませんが、最初のやり方をじっくりゆっくり理解し、観察し、教えを請うたなら、身体を動かすときは教えを頭の片隅に置いておきつつも考えずに行動したほうが良い結果に繋がることもあります。
何も考えずに富んだら失敗するんじゃないの?と思われますが、良いです、一度失敗しましょう。
あ、安全対策はばっちりで失敗してくださいね。
失敗から自分がどのように動いているのかが見えてきますので、それを踏まえてもう一度バク転に挑みましょう。
何度か続けるうちにコツがつかめ自然とできるようになります。
繰り返し繰り返しの練習が成功のカギ、コツといっても良いでしょう。
繰り返し練習しろ!というだけではレクチャーとしてあんまりなので、細かく解説をいたします。
まず停止姿勢から後ろにそるわけですが、後ろに倒れるとき膝は曲げるのではなく後ろに沿っていくのに対し、前に出ているように意識しましょう。
足をバネと思って曲げれば勢いが付く!と思っている以上成功はしません。
足を曲げてしまうと逆にクッションの役割を果たし勢いが死んでしまいます。
目線もしたではなく前をむき、全体の姿勢を浴するよう保ちます。
腕は高く飛ぶのを意識すると上へピンっとはってしまいがちですが、後ろへ倒れるので真後ろへ伸ばしてゆくイメージで耳の後ろ側へ倒してゆきましょう。
勢いを大切に繰り返してゆくことでバク転ができるようになってゆきますよ。
それでも出来ないならメンタルを鍛えよう!
バク転において基本的な柔軟以上に必要となってくるのが恐怖心を克服する強いメンタルです。
怖い、怖いと思っていたらとてもじゃないですが真後ろに身を投げ出して勢いで回転しよう!なんて思えません。
バク転は視界が一瞬にして変動し、身体も転地逆さになる感覚を味わいます。
普段の人間の生活においてありえないリズムになるわけですから、それが不快にならない、怖くないのは毎日鍛錬しているスポーツ選手くらいのものです。
初心者のうちは「出来る!出来る!!」と気持ちの切り替えを強く意識することで出来る場合もあります。
何事も気持ちが伴わないと成功につながりませんから、気持ちの切り替えはとても重要なことです。
!アテンション!あぶないよ!
練習を重ねれば、出来る人は30分もあればマスターできるバク転。
ですが、前述したとおり、普段の生活においてありえない、不要のからだの動きを急に与えるというのは大怪我のリスクをはらんでいることを忘れないようにしましょう。
万全の安全対策でもケガをすることはあります。
まわりの迷惑にならないよう、救急車のお世話にならないよう、なによりも大切な人を心配させないよう努めて練習に励みましょう。