パーティーゲームの定番と言っても過言ではない「伝言ゲーム」。
お子さんから高齢者の方まで、年齢を問わず盛り上がる楽しいゲームです。
準備する物はお題となる文章だけなので、バスの中などでも手軽にできるのもよいところ。
レクリエーションのネタに困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
伝言ゲームのルームは簡単!
まず、チーム別に一列に並び、司会者が先頭の人にある言葉を伝えます。
それを、順に後ろの人に伝えていき、最後の人が自分に回ってきた言葉を発表します。
そこで、最初の言葉と最後の言葉が一致すると成功となります。
ところが、これがなかなかうまくいかないんです。
長くて複雑な文章ほど、思いもよらない伝わり方をして、最後は全然違う言葉になっているんですよね。
そこがこのゲームの醍醐味です。
年齢別伝言ゲームのお題集
ここからは、年代別に例文をいくつかご紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
幼稚園向け(年長)
伝言ゲームの「伝言」という意味がわからない子も多いので、「前のお友達が言ったことを後ろのお友達だけに聞こえる小さな声で教えてあげましょう」など、わかりやすく説明します。
最初は「りんご」など簡単なひとつの単語からはじめ、2つ、3つと言葉を増やしていきます。
それができたら、「きのうのばんごはんはハンバーグとトマトでした」など、子どもが知っている言葉で簡単な文章を作ってみるとよいでしょう。
小学生向け
学年によって難易度が変わりますが、1年生でもできるものということなら、短くて簡単なものがいいですね。
「アルミ缶の上にあるミカン」といった駄洒落や、「あかまきがみあおまきがみきまきがみ」といった早口言葉はどうでしょう。
あるいは、絵本や教科書に出てくるなじみのある文章を使うのもひとつです。
中学生向け
小学生と同様、駄洒落やおやじギャグもわりとウケます。
あとは、舌をかみそうな文章を作ってみるのはどうでしょう。
たとえば「チャウシェスクのチャウチャウはチャウチャウとちゃうんちゃうといわれちゃう」など。
伝言途中に思わず笑ってしまう子もいるかもしれません。
または、先生の名前を例文の中に入れるとウケがよいです。
「放課後教室に寄ったら田中先生がボンジョビを熱唱していて驚いて佐々木先生に伝えに行った」など。
大人向け
難易度を上げて、珍回答をたくさん引き出しましょう。
たとえば、こんなのはいかがでしょうか。
「○○商事の規則では月曜日には赤色、火曜日には水色、水曜日には黄色、木曜日には黒、金曜日は白の服を着る」
「日曜日に35万円の自転車と2万円のワインと1,000円の靴下を買い、銀行で5万円引き出した」
「今日の説明会に出席するのは加藤商事の佐藤さん、佐藤商事の時任さん、後藤商事の藤堂さんです」
「日曜の山手線に乗っていたら、新宿駅で8人乗ってきて品川駅で5人降りて渋谷駅で18人乗ってきた」
とにかく、ややこしい文章を作ります。
お酒の席だとよけいにムチャクチャな回答が出て爆笑必至です。
高齢者向け
伝言ゲームは、介護施設のリクリエーションなどでも人気が高いです。
ただし、耳が遠い方もいるので、あまり長い文章は好ましくありません。
長くても、「醤油ラーメンととんこつラーメンとチャーシューメンと餃子をください」ぐらいの文章がいいでしょう。
もしくは、背中に文字を書いて伝言を回していくのはどうでしょう。
「みかん」や「りんご」などの簡単な単語でも、背中に書くと思わぬ言葉に変わったりして面白いですよ。
お題を作るときに大切なのは、相手の年齢に応じて難易度を調節することです。
「ちょっとややこしい」ぐらいに設定すると、ちょうどよい盛り上がりを作れます。
年齢に合った面白いお題を用意して、伝言ゲームを盛り上げてくださいね。